映画『彼女の姿が、深く胸を打つ』が、2026年1月9日より全国でロードショー。封切りに先駆け、予告篇が公開されています。
『
レディ・バード』『
ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』の主演
シアーシャ・ローナンが初のプロデュース業を兼任した本作。イギリスでベストセラーとなった原作を、ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞の監督ノラ・フィングシャイトとタッグを組み映画化。スコットランド・オークニー諸島の厳しくも美しい自然を舞台に、「再生の旅」が描かれます。
ロンドンの大学院で生物学を学んでいた29歳のロナ(ローナン)は、自由と刺激を求め、大都会の夜の世界へと傾倒。やがてその自由は制御を失い、アルコールへの依存に変わり、人間関係を壊し、心身をも蝕む日々を過ごすように。恋人との別離、暴力的な体験、入院など、人生が限界を迎えた末に、彼女は依存症の治療施設に入所し、90日間のリハビリプログラムを経て、断酒生活を開始します。
彼女が向かったのは、故郷のオークニー諸島。野鳥保護団体で勤務し、朝晩の決まった時間にフィールドワークへ出て、稀少種であるウズラクイナの鳴き声を聞き取るという地道な作業に従事することに。誰とも会話を交わさない孤独な時間のなかで、彼女は少しずつ自らの内面と対話を重ね、自然と向き合いながら静かな再出発を図ります。
予告篇で使用されている楽曲は、UKロック・シーンでカリスマ的な人気を持つ
ザ・ザ(THE THE)が1983年に発表した1stアルバム『
魂の彫刻』(原題: Soul Mining / 写真)からシングルカットもされた「This is the Day」です。