マーチングのようなドラムにのせ、ファイフを吹き歌ったオサー・ターナーは、ライジング・スター・ファイフ・アンド・ドラム・バンドを率い、奴隷制の時代から南北戦争を通じて演奏されたファイフとドラムによる音楽の伝統を伝えてきた伝説的な人物。マーティン・スコセッシが総指揮を務めた、ブルース100周年プロジェクト「THE BLUES Movie Project」の第一話「Feel Like Going Home」にも登場しており、その演奏シーンを観ることができます。また、グラミー2部門受賞を受賞したブルースの名演コレクション『マーティン・スコセッシのブルース:ある音楽の旅』にも収録されています。
その孫娘であるシャーダ・トーマス・マロリーは、オサー・ターナーの遺志を継ぎ、現在夫クリス・マロリーとともにライジング・スター・ファイフ・アンド・ドラム・バンドとして、SXSWなどのフェス出演をはじめ、アメリカの各地で演奏。シャーダ・トーマスは、祖父と同じように自家製のケーン・ファイフを吹きながら歌い、夫とともに伝統を繋いでいます。また、2010年にデビュー・アルバム『What Do I Do』、2013年に『Shawty Blues』と、ソロ名義でのアルバムもリリースしています。