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ルックバック~2月2日 「バスガールの日」~日本初の女性車掌登場

2026/02/02掲載
面白いバスの歌があったらおしえてください!
 いまから100年以上前の1920(大正9)年に、東京市街自動車の乗り合いバスに日本で初めて女性の車掌(バスガール)が登場したことにちなんで、2月2日は「バスガールの日」に制定されています。

 東京府東京市(現・東京都)で最初のバス営業運行を行なった東京市街自動車--1922(大正11)年に東京乗合自動車へ改称、戦時統合によって東京市営(現・都営バス)に吸収--が、1919(大正8)年に新橋と上野の間、約5.5kmで乗合バスの路線を開業。深緑色をベースとした車体の色だったことから“青バス”と呼ばれていました。

 営業当初は少年の車掌を乗務させていましたが、乗客から徴収した運賃を隠し持ってしまうことが少なくなかったため、女性車掌(バスガール)の登用が決定。1920年2月2日より、19歳から30歳の30数名が新宿と築地間で業務を開始することになり、当時では高給の待遇も注目されました。

 登用に際しては、一部反対の声もあがりましたが、業務開始後は評判も上々。東京乗合自動車への改称以降は、ベレー帽をかぶり、三越の白襟の洋服を身にまとう姿から“白襟嬢”とも呼ばれ、親しまれました。

 なお、“バスガール”を歌った曲として有名なのが、「東京のバスガール」。1957(昭和32)年に初代コロムビア・ローズがシングルとしてリリースしています。同曲は翌年に日活で映画化され、コロムビア・ローズもヒロインの友人役として出演しています。同曲は、コロムビア・ローズの代表曲となり、その後多くの歌手にカヴァーされています。

 ただ、「東京のバスガール」の楽曲は、路線バスの車掌ではなく、観光バスの「はとバス」のガイド嬢がモデルとのこと。島倉千代子「東京だョおっ母さん」とともに、ガイドが乗客に披露する歌としても知られています。「東京のバスガール」は、初代コロムビア・ローズの『全曲集 東京のバスガール』やオムニバス・アルバム『はとバス 昭和の名ガイドが選んだ懐メロ・ベスト(1)』(写真)などで聴くことができます。

 そのほかでは、シンガー・ソングライターのYUKIが「バスガール」というタイトルの楽曲を発表。こちらは2017年にリリースした8枚目のオリジナル・アルバム『まばたき』に収録されています。
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