2026年春アニメは、話題の作品はもちろん、主題歌の豪華さも見逃せません。
桑田佳祐 をはじめとするベテラン勢から、
Vaundy や
yama といった人気アーティスト、さらに、
aespa や
RIIZE といったK-POPアーティストまで……ジャンルも世代も飛び越えたラインナップは、まさに新生活が始まる今期ならではの顔ぶれ。
今回はそんな春アニメ主題歌の中から、思わずリピートしたくなる楽曲を厳選して紹介します。
〈話題性抜群の主題歌〉 ■
桑田佳祐「人誑し / ひとたらし 」 TVアニメ『あかね噺』のオープニング主題歌として書き下ろされた、キャリア初のアニメ完全書き下ろし楽曲。新しい時代に女性が活躍する社会を想起させるフレーズや、桑田も大好きな古典落語の演目が歌詞に散りばめられており、落語という伝統芸能を題材にした『あかね噺』の世界観と深く共鳴する一曲となっています。どこか飄々としながらも芯のある歌声が、作品の空気を一段と引き締めてくれます。
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岡村靖幸 ・中島健人 「瞬発的に恋しよう 」 岡村の直感で中島にコラボレーションをオファーし、岡村靖幸・中島健人によるヴォーカル共演が奇跡的に実現した本楽曲。爽やかさと悩ましさが同居し、2人の魅力を最大限に引き出しています。オープニング・テーマを担当する『ガンバレ!中村くん!!』の原作者・
春泥 の描き下ろしによる2人のアニメキャラクターが登場するミュージック・ビデオでは、演出振付家・
MIKIKO の振付によるダンス・シーンも必見。タイトル通りの“瞬発力”で、一気に耳に残る中毒性を持っています。
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aespa「ATTITUDE」 藤巻忠俊 による人気漫画を原作としたTVアニメ『キルアオ』の主題歌は話題のK-POPアーティストが担当。オープニング・テーマ「ATTITUDE」は、自分のペースを貫きながら“誰にも自分らしさは壊せない”という揺るがない意志を掲げた、堂々としたaespaらしい歌詞と、サビで一気に高揚感を解き放つビートが鮮烈に響く、頭から離れないメロディが印象的。スタイリッシュなビートと強気なメッセージとともに、ダンスやヴィジュアル込みで楽しみたくなる、存在感抜群の一曲です。
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RIIZE「KILL SHOT」 同じく『キルアオ』の主題歌を務める韓国発のボーイズ・グループ“RIIZE”が歌う「KILL SHOT」は、“表と裏”、“日常と非日常”が交差する『キルアオ』の世界観を表現。ロックテイストを軸に、ブレイクビーツを融合させた攻撃的なドラムサウンドが印象的で、作品の持つ緊張感や疾走感のある本楽曲がエンディングを彩ります。アニメ映像とのシンクロでより魅力が際立つナンバーです。
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〈音楽ファン注目の一曲〉 ■
Vaundy「飛ぶ時」 Vaundyが、オープニング&エンディング・テーマの両方で作詞作曲を担当したTVアニメ『黄泉のツガイ』主題歌は、“ツガイ”のように、2曲が対になるように制作されました。Vaundyが歌うオープニング・テーマ「飛ぶ時」は、自由に広がっていくようなサウンドが心地よい一曲。ジャンルに縛られない表現力で、物語のスケールを後押ししています。
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yama「飛ぼうよ」 同じく、Vaundyが手掛けた『黄泉のツガイ』エンディング・テーマ「飛ぼうよ」は、yamaが歌唱を担当。不安と期待が入り混じるような感情をすくい上げた楽曲で、新生活の季節に重なる、優しく背中を押してくれる一曲となっています。両主題歌が使用されたメインPVも公開中。さらに、6月10日(水)に発売されるシングル「
飛ぶ時 / 飛ぼうよ 」のカップリングには、Vaundyが歌う「飛ぼうよ」、yamaが歌う「飛ぶ時」のカヴァー・ヴァージョンが収録されており、こちらも必聴です。
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MYTH & ROID feat. TK (凛として時雨 )「Ender Ember」 『
Re:ゼロから始める異世界生活 』シリーズの音楽を手掛けてきたMYTH & ROIDと、TK(凛として時雨)によるコラボ楽曲が、アニメ4th seasonのエンディング・テーマに。終わりの後に残る熱をテーマに、これまで“リゼロ”と共に歩んできた時間を受け継ぎながら、物語のその先に滲む感情をすくい上げるようにMYTH & ROIDが制作した本楽曲が、緊張感のあるサウンドと鋭いヴォーカルが交差し、重厚な世界観とともに、作品のドラマ性を一層際立たせています。
〈SNSでバズりそうな楽曲〉 ■
CANDY TUNE 「すーぱー優勝ちゅーーん!」 『魔入りました!入間くん』第4シリーズのエンディング・テーマを、立て続けにSNSでバズ曲を生み出しているCANDY TUNEが担当。CANDY TUNEらしいバンドサウンドに、疾走感のあるメロディや早口で歌うパートが印象的で、作品に出てくる問題児(アブノーマル)クラスのわちゃわちゃした雰囲気とも重なるようなハイテンションでポップな魅力が全開の楽曲です。
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こっちのけんと 「ゴロンとドロン」 『
銀魂 』の空知英秋の漫画家デビュー作『だんでらいおん』がNetflixでシリーズアニメ化。そんな話題作の主題歌を務めるこっちのけんと「ゴロンとドロン」は、「明るい未来が怖い」「嫌なことからも、良いことからも逃げてしまう」といった人間の弱さや逃避衝動をテーマに制作され、ダークでポップなサウンドと畳みかけるような言葉選びが特徴の一曲に仕上がっています。
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ピラフ星人 「Shalala」 2024年にリリースされた楽曲「ピラピー」が「TikTok音楽チャート」トップ50で4週連続1位を記録したピラフ星人が、初のアニメ主題歌を担当、この楽曲でメジャー・デビューも決定しています。『夜桜さんちの大作戦』第2期エンディング・テーマに起用された本楽曲は、軽やかなリズムと親しみやすいメロディが心地よく、ピラフ星人らしい疾走感あふれるサウンドも健在です。
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〈注目の新鋭〉 ■
CiON 「渇望 」 2025年4月にメジャー・デビューした、2人のヴォーカルと3人のブラスで構成される5人組ガールズ音楽ユニット“CiON”(シーオン)が、『転生したらスライムだった件』第4期エンディング主題歌を担当。本楽曲は、重厚に包み込む壮大なサウンドに、渇くほどに強い“欲望”を乗せた、衝動をむき出しにしながらも前に進む力強いメッセージを持ったナンバー。荒削りながらも強いエネルギーが印象的です。
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HOKUTO 「hate you? love you?」 THE RAMPAGE from EXILE TRIBE のヴォーカル・吉野北人がソロ名義“HOKUTO”でリリースした新曲「hate you? love you?」が、
亀梨和也 が主人公の声優を務めることでも話題のTVアニメ『神の雫』のオープニング・テーマに起用。シティソウル・バンド“
Penthouse ”のメンバーが手掛け、MVはワインを題材とする同アニメの世界観に寄り添いながら制作されています。
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2026年春アニメは、主題歌の顔ぶれからも“ジャンルの壁がなくなっている”ことを感じさせるクールに。なかでも印象的なのは、“キャッチーさ”の回帰。思わず口ずさみたくなるフレーズや、短尺でも印象に残る展開など、SNSでの広がりを意識したような楽曲が目立っています。一方でVaundyやMYTH & ROIDのように音楽的な深みで聴かせる楽曲も健在。軽やかさと重厚さのどちらもが共存しているのが今期の面白さといえます。
ジャンルも世代も飛び越えた主題歌たちは、アニメ作品を彩るだけでなく、それぞれがひとつの“音楽作品”としても楽しめるものばかり。ぜひ、「ジャンル横断×キャッチー回帰」が詰まった今期のアニメ主題歌をこの春のプレイリストに加えてみてはいかがでしょうか。