田口トモロヲの10年振りの監督最新作にして、70年代後半、日本初のパンク・ロックを生み出した若者たちをエネルギッシュに描いた音楽青春映画『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』。3月27日(金)の全国公開に先駆け、ダブル主演を務める
峯田和伸&
若葉竜也が歌うエンディング曲が3月20日(金・祝)に配信リリース、
大友良英が手掛けたサウンドトラックがCDで発売されることが決定しています。
1978年、わずか1年の間に、その後のロック・シーンに大きな影響を与えた若者たちのムーヴメントがありました。スマートフォンもSNSも存在しない時代、自分たちの音楽を、自分たちの手で届けようと、楽曲も録音スタジオもレコードもすべて自分たちで創り、新しい道を切り開いていった彼らは、メジャーしかなかった世界にインディーズというスタイルを生み出し、自主レーベルを立ち上げ、着席が常識だったライヴにオールスタンディングを導入し、数多のバンドが集うロック・フェスを開催。いまや当たり前となったカルチャーの原点を築いたのは、カリスマでもスターでもなく、ただ、自らの表現を信じて突き進んだ、若者たちでした。彼らが残した火種は消えることなく、日本の音楽シーンに計り知れない影響を与えています。原作者である地引雄一はその自由で生のエネルギーに満ち溢れた異世界のような音楽シーン、それを『ストリート・キングダム』と称し、自著にまとめました。
峯田和伸&若葉竜也のダブル主演で実写化した本映画は、
みうらじゅん原作・
宮藤官九郎脚本・田口トモロヲの初監督作となった映画『
アイデン&ティティ』の系譜に連なるもの。1978年、偶然ラジオから流れた
セックス・ピストルズに衝き動かされ、ライヴハウスへと足を運んだ青年カメラマンのユーイチ(峯田和伸)と、ヴォーカルのモモ(若葉竜也)率いるバンド“TOKAGE”の出会いから、彼らの音楽が若者たちを熱狂させるムーヴメントとなっていく様子を描き、日本の音楽史に革命をおこした名もなき若者たちの最高に清々しい青春音楽映画となっています。
今回配信が決定したエンディング曲「宣戦布告」は、1980年に発表された
LIZARDの2ndアルバムに収録された代表曲のカヴァー。映画タイトルにも掲げられている「自分の音を鳴らせ」というメッセージと同様、前例や常識に縛られず、自分の信じる道へ挑戦する背中を押してくれる歌詞が印象的で、ダブル主演を務める峯田和伸と若葉竜也が魂を込めて歌い上げる、作品のラストを飾る重要な一曲となっています。
エンディング曲を歌ってほしいと監督からオファーを受けた際のことを振り返り、若葉は「田口トモロヲ監督から、〈映画を観た人たちにとって最高のプレゼントになるから〉と言われて、よし、やるか!と決意しました」とコメント。レコーディングを振り返り若葉は「そばに峯田さんや田口さんがいてくれたことが、すごく助けになりました」と語り、峯田も「すごくいい声してたよ!」と若葉の歌声を絶賛。さらに、峯田が主演する『アイデン&ティティ』の大ファンを公言する若葉は、「エンドロールで“エンディング曲:『宣戦布告』(峯田和伸/若葉竜也)”という文字を見たときは、とても感慨深かったです」と作品への特別な思いを語っています。
あわせて、映画『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』のサウンドトラックの発売も決定。本作の音楽を手掛けた
大友良英による劇伴をはじめ、劇中で峯田演じるユーイチと若葉演じるモモがライヴ・ハウスで運命的に出会うシーンで演奏されるLIZARDの名曲「ニュー・キッズ・イン・ザ・シティ」も収録。さらに「宣戦布告」を含む全23曲が収められ、映画の熱量をそのままに、本作の世界観を余すことなく体感できる、音楽ファン必聴の一枚に仕上がっています。
©2026映画『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』製作委員会