ポール・マッカートニーが「未来のノスタルジア」と呼ぶビートルズの小さな名曲「Things We Said Today(今日の誓い)」をタイトルに冠した本作は、アンドレイ・ウジカが10年以上の歳月をかけ作り上げた新たな都市交響詩。100時間以上のニュース番組と100時間の個人の8ミリフィルムから抜粋したアーカイブ素材で構成され、ハーレムからロングアイランドのジョーンズビーチまで、ニューヨークとその人々を多様な視点で描きだしています。そこに、ヤン・ケビによるアニメーションを重ね合わせ、主人公の詩人ジェフリー・オブライエンとヒロインのモデルとなったコンサート・ファンのジュディス・クリステンの個人的な文章、およびウジカ自身が1972年に書いた詩を用いた声を加え、歴史からやがて消え去ってしまう儚くも忘れがたい瞬間を、感動的かつ独特のセンスで蘇らせた、想像力に富んだドキュメンタリーです。