高校バレーに青春を懸ける少年たちの姿を描き、国内外で大きな人気を集めているアニメ『
ハイキュー!!』。その世界を全身で体験できるイベント、バレーボール超体験空間『ハイキュー!!オンザコート』が、2026年8月7日(金)から9月13日(日)まで、東京・ベルサール六本木で開催されています。
今回、開催に先がけて会場を訪れたのは、『ハイキュー!!』ファンとしても知られるバレーボールの柳田将洋選手(東京グレートベアーズ所属)と、
伊沢拓司率いる知的エンタメ集団QuizKnockの
須貝駿貴さん。2人が一足早くイベントを体験し、作品の世界に入り込むような没入感を楽しみました。
会場に入ってすぐ、2人を迎えたのはオープニングシアター。ここでは、主人公・日向翔陽や影山飛雄をはじめとする登場人物たちが、音声で来場者を迎え入れます。映像と音声は、本イベントのために録り下ろされた特別なもの。ここでしか聞けないキャラクターたちの声に、柳田選手と須貝さんも大喜びの様子でした。
大好きな『ハイキュー!!』キャラと一緒に「飛ぶ」ブース オープニング映像を堪能したあとは、いよいよメインエリアへ。会場には、作中で描かれてきたバレーボールの魅力を「飛ぶ」「打つ」「繋ぐ」の3つのテーマで体験できるブースが用意されています。来場者は、キャラクターたちが繰り広げてきたプレーの数々を、映像、音、光、そして身体を使ったアクティビティを通して疑似体験。まるで自分もコートに立っているかのような感覚を味わえます。
最初のブースは「飛ぶ」。ここでは、日向翔陽、月島蛍、及川徹、黒尾鉄朗、牛島若利、木兎光太郎の6人の中から1人を選び、選んだキャラクターの最高到達点にチャレンジできます。
まず挑戦したのは柳田選手。全力でジャンプすると、記録は310cm。さすがプロのバレーボール選手、軽やかに宙へ浮かびます。高く跳ぶコツを聞かれると、「スパイクを打つときのフォームでしっかり助走を取り、上に力を伝えると良いですよ」とアドバイスしてくれました。
続いて須貝さんも挑戦。身長179cmの須貝さんの記録は279cmでした。この体験ブースでは、チャレンジ後に自分と選んだキャラクターが一緒に跳んでいる写真を受け取ることができます。大好きなキャラクターである月島蛍との“ジャンプ写真”を手にした須貝さんは、「漫画のワンシーンの中に入り込んだような気分になりました」と嬉しそうに語っていました。
光とサウンドを駆使して日向と影山のコンビネーションを体験できる「打つ」ブース 2つ目の体験コーナーは「打つ」。ここでは、日向翔陽と影山飛雄による象徴的なコンビネーションを、実際のコート空間で体験できます。光とサウンドを駆使し、ボールがハイスピードで動く様子を臨場感たっぷりに表現。キュッ、パァン、ドンッ――。ボールを打ち抜く音、コートに響く衝撃音が立体的に重なり、まるで試合中のコートサイドにいるような感覚を味わえます。
柳田選手もそのリアルな演出に、「音声とあわせて体験することで、まるでその場面の中に自分が入り込んだような感覚になりました」とコメント。一方、須貝さんはあまりのスピードに「何が起きているのか理解が追いつかない」と驚いた様子。頭脳派の須貝さんでさえ処理が追いつかないほどのスピード感が、日向と影山のコンビネーションのすごさを物語っていました。
ビッグサーバーたちのサーブを受け、レシーブを「繋ぐ」コーナー 3つ目のテーマは「繋ぐ」。山口忠、及川徹、牛島若利、宮侑という4人のビッグサーバーたちが繰り出すサーブを受け、レシーブでボールを繋ぐ体験に挑戦できます。いざ体験してみると、サーブのスピードと変化に圧倒されるはず。
体験を終えた柳田選手は、牛島若利の強烈なジャンプサーブの速さだけでなく、揺れたり横に流れたりする山口忠のフローターサーブにも驚いたそう。「プロから見ても、横に大きく変化するボールは難しく、自分もあれぐらいのボールを取れるように練習したいですね」と冗談交じりに話していました。
東京大学大学院で物理学を専攻した須貝さんは、腕の振りとは違う方向へボールが飛んでくる感覚や、フローターサーブの読みにくさに注目し、「流体力学の素晴らしさを感じました」と、物理好きらしい視点でその驚きを表現していました。
『ハイキュー!!』の世界に入り込めるイベント 最後はエンディングエリアへ。各キャラクターのユニフォームや印象的なセリフの展示を眺めながら、イベント体験は終了。柳田選手も須貝さんも、『ハイキュー!!』の世界観が持つリアルさと熱量に驚きつつ、いちファンとして大好きな作品の中に入り込めたことに、満足そうな様子でした。
『ハイキュー!!』の世界に入り込み、飛び、打ち、繋ぐ――。作品を観て胸を熱くしたあの瞬間を、今度は自分の身体と耳で体験できるバレーボール超体験空間『ハイキュー!!オンザコート』。ファンはもちろん、バレーボールの迫力や、音と映像が生み出す臨場感を味わいたい人にも足を運んでほしいイベントです。
取材・文/野田綾子
クレジット:©古舘春一/集英社・「ハイキュー!!」製作委員会