ニューヨークの伝説的ライヴハウス「CBGB」の創設者、ヒリー・クリスタルを主人公に、同地がパンク / ニューウェイヴの震源地へと変貌していく過程を描いた音楽伝記映画『CBGB ニューヨーク、PUNKが生まれた場所』。10月23日(金)からの公開を間近に控え、今回
トーキング・ヘッズ が聖地・CBGBで初演奏する場面を切り取った本編映像が公開。さらに、
田口トモロヲ 、
真島昌利 、
ハロルド作石 、
若杉公徳 ら総勢22名からのオピニオン・コメントも公開されました。
本作は、CBGBの創設者、ヒリー・クリスタルの物語を映画化したもの。相次ぐ店の失敗と離婚で人生のどん底にいたヒリーがロウアー・イーストサイドに開いた小さなバー“CBGB”に、
テレヴィジョン 、
トーキング・ヘッズ 、
パティ・スミス 、
ラモーンズ 、
ブロンディ 、
デッド・ボーイズ ら後にロック史を塗り替える面々が、店のルール「オリジナル曲のみ」のもとでステージに立ち、パンク・ムーヴメントの震源地となっていく過程が、当時のリアルな様子を思わせる再現度の高いセットとともに描かれます。また、同時期に誕生したファンジン『Punk Magazine』も、CBGBと密接に結びつき、音楽・アート・文章が渾然一体となった“パンク文化”を形づくっていく経緯も見どころです。
監督を務めるのは独立系作品で知られる
ランドール・ミラー 、主人公ヒリーを演じるのは『
ハリー・ポッター 』シリーズのスネイプ先生役で知られる
アラン・リックマン 。ヒリーの頑固さと不器用な情熱を独特の存在感で体現し、混沌と偶然と情熱が交差し、パンク / ニューウェイヴが形づくられていく瞬間を鮮やかに描き出します。
今回公開された本編映像は、トーキング・ヘッズによる“CBGB”での初演奏シーンから幕開け。ヴォーカル・ギターの
デヴィッド・バーン が「バンド名はトーキング・ヘッズ。近隣の住人です」と自己紹介をしてから演奏された楽曲は「サイコ・キラー」。ベースがテンポよく鳴り響くと、その演奏へと引き込まれていくヒリー。店にいた客たちも流れてきた音楽に耳を奪われ、思わずステージを振り返ります。その場にいた全員がトーキング・ヘッズの音楽に魅了され、数々の有名アーティストたちがいかにしてCBGBのステージによって見出されていったのかが理解できる重要な場面。トーキング・ヘッズがロックの殿堂入りを果たした授賞式で、デヴィッド・バーンが「俺たちが活動を始めた頃、オリジナル曲を演奏させてくれるクラブはほとんどなかった。ヒリーは演奏する場所を与えてくれた。本当にありがたかった。ヒリーが音楽を存在させたんだ」とスピーチしたように、トーキング・ヘッズとCBGBとの繋がりの深さが伝わってくる映像となっています。なお、映画のオープニング曲であるトーキング・ヘッズの「Life During Wartime」の歌詞には“CBGB”が歌詞に出てくるので、そこにも注目です。
10月23日(金)の公開日には、シネマート新宿にて、ランドール・ミラー監督、ジョディ・サヴィン、写真家でラモーンズ ・ファンクラブ・ジャパン会長の畔柳ユキが登壇する初日舞台挨拶も実施されます。イベント後には、サイン会も開催される予定となっています。
また、今年『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』が公開された俳優・映画監督の田口トモロヲ、
ザ・クロマニヨンズ の真島昌利、
THE冠 の
冠徹弥 、
ロリータ18号 の吉村由加ら総勢22名が寄せた熱いオピニオン・コメントは以下となります。「美化せず臭いや湿度まで伝える、愛と笑いのNYパンク伝」、「ロックに憧れ、魂を焦がし、青春の全てを捧げた僕たち全員の物語だ」、「偶然か必然か!?パンクの庇護者になったCBGBの愛すべきオーナーを名優アラン・リックマンが演じるなんて最高すぎます!!」など絶賛のコメントが寄せられています。
[オピニオン・コメント] 店主がクズならバンドもクズ。何かを持ってるクズたちが輝き出した歴史の発火点をヒリー・クリスタルの視点から見たら、まさにこんな感じだったのかも。美化せず臭いや湿度まで伝える、愛と笑いのNYパンク伝。 ――荒野政寿(CROSSBEAT) 1976年、PUNKは音楽のジャンルとしてではなく既存の価値観をハックするDIYの思想として産声を上げた!!!!!!! そんな オリジナリティを至上命題としたパンク50年の歴史が、この映画では細部に渡り再現されたCBGBのセットを舞台に、コピーバンドによって再起動されるのだ!!!!! まるで「パンク版モノマネ王座決定戦」!!!!!!! ここに恐るべき逆説がある。そして2010年、既存の放送制度の外側にDIYで誕生したDOMMUNEもまた、CBGBの思想的末裔なのかもしれない。パンクとは音楽ではない。精神的拠り所、そして自律的媒体を、自分たちの手で発明することなのだ!!!!!!! ――宇川直宏(DOMMUNE) 人生終わりかけた冴えない中年男の底辺からの一発逆転物語。映画にも登場する『PUNK』誌のレッグス・マクニールによるNYパンクのオーラル・ヒストリー『プリーズ・キル・ミー』と併せてどうぞ。 ――小野島 大(音楽評論家) かつては明らかにダメダメかつ不潔で危険と言われ、事実そのとおりだった「あの時代のあの場所」に、いろんな意味でダメダメな連中が集い吠えるパンク・ファンタジー。英の『24アワー・パーティー・ピープル』の向こうを張れる、漢ヒリー・クリスタルの一代記をスネイプ先生(故アラン・リックマン)が美声でキメれば、ロンことルパート・グリントがなんとデッド・ボーイズの(先ごろ急逝した)チーター・クロームを演じている!――ところにも魔法感が。かつては、地上にこんな場所があった。犬のXX落ちた床と異様にXXXなトイレと、そして轟音響く「場末」のストリートから、たしかにパンクは生まれてきたのだということを、この映画は思い出させてくれる。 ――川崎大助(作家) パンクの聖地CBGBの物語を見て俺の若い頃も名物店長のいるライブハウスがあってライブの度に親身にアドバイもらったり馬鹿みたいに飲んだりしたのを思い出したよ。俺にも「何かある」って思ってくれてたんかな。 あとライブハウスは清潔に限るね。 ――冠徹弥(THE冠) 撮影で通ったNYで一番好きな場所CBGB。汚いトイレや細長い店内、バワリー通りの危ない空気が映画の中で蘇る ――yuki kuroyanagi (写真家・ラモーンズ・ファンクラブ・ジャパン会長) 大好きなアラン・リックマンがヒリー・クリスタルを! テイラー・ホーキンスがイギー・ポップを! 今は亡き2人がロックのレジェンドを演じる姿を、スクリーンで見ることができて本当に嬉しい! ――鈴木喜之(音楽ライター) 暗く薄汚れたライブハウスの店内 バーカウンターで見知らぬ者と酌み交わした安酒 クセ強めで個性とプライドだけは人一倍のバンドマン そして“人生の大切な何か”を求めて集まった観客たち 遠いニューヨーク、伝説的なライブハウスの映画が なぜこんなにも僕らの胸を打つのだろう これは、ロックに憧れ、魂を焦がし、青春の全てを捧げた僕たち全員の物語だ。 ――高橋慎一(映画監督『THE FOOLS 愚か者たちの歌』) 最高に“何かある”映画! 偶然か必然か⁉パンクの庇護者になったCBGBの愛すべきオーナーを名優アラン・リックマンが演じるなんて最高すぎます!! ――田口トモロヲ(俳優/映画監督) ラモーンズもパティ・スミスもテレヴィジョンもCBGBがなければ世に出ていなかったかも。そのCBGBで彼らを育てたオーナーのヒリー・クリスタルのアンチ商業主義とオリジナル至上主義とミュージシャン達への愛がNYパンクシーンを打ち立てた。その真実がこの映画の中にある! ――鳥井賀句(音楽評論家/ハルシオンズ) テレヴィジョン、パティ・スミス、トーキング・ヘッズ、ラモーンズ、ブロンディ、イギー・ポップ・・・・もしこの時代、この場に居合わせることが出来たらどれだけワクワクすることか・・・・この映画を観て、CBGBのトイレの汚さが気にならぬほど憧れます。 ――ハロルド作石(漫画家) 70年代パンク発祥の地はニューヨークだ。ジョン・ホルムストルムとレッグス・マクニールのパンク誌、ピーター・クロウリーのマクシズ・カンザス・シティ、そして不器用なヒリー・クリスタルのCBGB。 ――東瀬戸悟(フォーエヴァー・レコード) バンドが出て来るたびに、ドキドキワクワクするばかりで、がっかりしたり、醒めたり、なんか言いたくなったりする瞬間が全然ないこと自体、史実を元にした音楽映画としては、かなり、得難いことなのではないか。と、観終わって思った。 ――兵庫慎司(ライター) 知性、退廃、そして衝動。DIYの地下世界で混沌としたものが共存していく。予定調和では終わらないパンクの起点がCBGBだった。 ――本田隆(音楽ライター) CBGBの暗くて、薄汚い楽屋に座って、生ぬるいRolling Rockを飲んでいた。 聖地は思った通りガランとしていて、匂いたつロックンロールのオーラに包まれて、僕は幸せだった。 ヒリー、ありがとう! ――真島昌利(ザ・クロマニヨンズ) 1974年3月、まだその存在は知られていなかった。 パートタイムの仕事で食いつないでいた若者たちが、そっとマッチを擦った。 その炎は2000年までロックのコアとなって燃え続けた。 ――水上 はるこ(元ミュージックライフ編集長) こんな店の経営、考えられない! 無秩序によって育まれるカルチャーもあるだろう。しかしそのなかで、ここまでロックの歴史を変えてしまったライヴハウスは、CBGBだけだ。 ――矢川俊介(『ミュージック・マガジン』編集長) ハコ(ライブハウス)はただのハコじゃない。音楽が生まれて育つ子宮であり母体だ。NYパンクというタフなガキを生み育てたCBGBはとてつもなくタフなおっかさんだ。CBGBがなければNYパンクは生まれなかった。その彼女のパンクな奮闘記に、感謝と涙が溢れる。 ――山崎洋一郎(ロッキング・オン編集長) ニューヨークパンクの聖地CBGBを作った伝説の男ヒリー・クリスタルの数奇な運命に抱腹絶倒。自身もミュージシャンを志していたというヒリーの音楽に対する審美眼と懐の広さとむき出しのピュアネスが胸を打つ。ここから生まれた音楽がどれだけの人を救っただろう。ヘイ・ホー・レッツゴー! ――吉野俊介・編集者(月刊stereo編集長) ラモーンズもデッドボーイズも、かつては私達とあんまり変わらないことをしてたんだな・・・・ CBGBがあったおかげで、今私がドラムを続けられてるんだと思った。 アンダーグラウンドシーンに光と可能性をありがとう。 ――吉村由加(ロリータ18号 <元DMBQ> ) 出てくるバンドが好きでCBGBのTシャツを着ていた僕にとって答え合わせの様な映画でした!ヒリー・クリスタルの存在に感動です! ――若杉公徳(漫画家) 在りし日の店を目撃したが入店を逃して悔やんだ。いま、見たかった情景、ステージを観ることが叶う!! ドッグ・シットやコックローチのように・・・美しくなり~~たいっ!? ――ラジカル鈴木(イラストレーター) VIDEO
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