2006/10/20掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
日本のアングラ/オルタナ・シーンで最も先鋭的なメンバーが集合した“即興界の
スーパー・バンド/ドリーム・チーム”
ワールド・ヘリテッジ。
吉田達也(
RUINS)の変拍子と
ナスノミツル(
アルタード・ステイツ)の腰にクるビートがタッグを組み、
鬼怒無月(ボンテージ・フルーツ)と
山本精一(
ボアダムス、
ROVO)のソリッドなノイズ・ギターが咆哮し、
勝井祐二(ROVO、
渋さ知らズ)のヴァイオリンの音色が不穏に壮麗に鳴り響く……ジャズ・ロック、プログレ、アヴァン・ポップ、サイケデリック、フリー・セッションそしてハードコア。あらゆるとがった音楽を過剰なほどに満載した1stアルバム
『Tropic Of Cancer/北回帰線』(写真)に心揺さぶられた日からおよそ8ヵ月、再びワールド・ヘリテッジが姿を現します。
来る12月20日にリリースされる本作
『ICOMOS/イコモス』(MTCJ-3040 \2,625(税込))はなんとInternational Council On MOnuments and Sites、つまり“国際記念物遺跡会議”を略したというタイトルからうかがうに、参加メンバーがそれぞれのメイン・プロジェクトで研鑽を積む中で得た様々なアイディア、音楽、興奮を持ち寄って会議を行なったかのようなセッション・アルバムになっていることは間違いはないでしょう。前作同様、ミックス・ダウンは吉田達也によるもの。もちろん、各人が一流のプロデューサーであるだけに、即興でありながらも至極の構築美を感じさせるプレイが轟いているはずです。