Hakubiが、新曲「こんなロックはいらない」をリリースし、あわせてミュージック・ビデオを公開しています。
「こんなロックはいらない」は、かつて音楽に救われる側であり、いつしか誰かを救う側となった片桐(vo,g)が、音楽へのアンビバレントな感情を吐露した楽曲。自分にとっての“神様”――かつて自らを救ってくれた憧れの存在――を失う寂しさを知りながら、いつか自分もまた誰かを置き去りにしてしまうかもしれない。そんな矛盾を背負いながら、それでも生きづらさを抱える人のためにロックを鳴らし続けるという想いが刻まれています。
ミュージック・ビデオは、教室という閉じた空間の中で居場所を持てず、音楽に救いを求める一人の少女を主人公に、アーティストとリスナーの深い結びつき、そして音楽が誰かの居場所であり続けようとする理由を描きます。主人公の少女を三木彩音が演じ、監督は石原慎が務めています。
[コメント]学生時代、大好きな音楽だけが本当の私をわかっていてくれた気がしていました。だからこそ、信じていた音楽が変わっていくことへの寂しさや悲しさ、ある種の怒りをよく知っています。思い返せば、そばにいてくれたあの音楽が遠く離れていってしまった気がしたあのライブハウスで、私は私の音楽を作ろうと思ったのでした。
葛藤の先に書いた曲が「こんなロックはいらない」です。あの時の私があなたに、今の私があなたに、私自身に書いた曲。
うまく言葉にできないから歌にこめて。
ミュージックビデオも、とても良いものができました。猛暑の7月半ば、たくさんの皆さんの力で行った長丁場の一日は、どの一瞬も見逃せない撮影でした。想いの溢れる曲だからこそ、こうして共に作り上げてくれる熱意が嬉しく宝物でした。
この現場の熱と楽曲の熱を一緒にミュージックビデオで受け取ってください。――片桐(Hakubi)