ハロー!プロジェクト(以下、ハロプロ)でのデビューをめざす
ハロプロ研修生が、5月9日に東京・LINE CUBE SHIBUYAにて〈Hello! Project 研修生発表会 2026 ~春の公開実力診断テスト~〉を開催しました。
毎春恒例の「実力診断テスト」では、ハロプロ研修生が演出や衣装をセルフプロデュースしたパフォーマンスを披露し、審査員や会場及び配信で見守るファンの投票によってメンバーに様々な賞が与えられます。
当日は数々のステージで自身のパフォーマンスを磨いてきた
宮越千尋・
大坪茉乃・
吉田光里・
服部琉愛・
坂本葵花・
鈴木もあ・
石川華望・
青木優奈・
根本花凛・
宮﨑理帆・
大野愛莉・
樋口愛海・
染谷彩良の13人に加え、2026年4月に加入してまもなく初ステージを迎えた鈴木琴美・斎藤ゆり夏・岸田桃果・田村梛々・長井莉依那・坂田しおり・佐藤絢音・苅部咲良・佐伯詩春の9人を合わせた、総勢22人のハロプロ研修生がみずからの選曲による個性も様々な1コーラスのパフォーマンスを繰り広げました。
ステージでは、
アラケンとハロプロOGの
中島早貴がMCを担当。ハロプロ研修生のダンス指導をする
みつばちまき、歌唱指導をする上野まり子、アップフロントグループでレコーディングディレクターを務める
橋本慎、ハロプロOGの
宮本佳林と
稲場愛香、MCの中島が審査員として22人のステージを観客と共に見守り、ゲスト参加の
ロージークロニクルはステージパフォーマンスで会場を盛り上げました。
[ライヴ・レポート] 事前抽選による歌唱順で、いよいよ今年の「実力診断テスト」がスタートした。トップバッターの坂本が選曲したのは、田中れいな(モーニング娘。)の『Rock の定義』。クールな衣装で決めて「ストーリー性が出るようにAメロでは抑えめに、サビからだんだん盛り上がっていくように意識して練習しました」と本番までの努力を明かした。
ピンクのキュートなスタイルでスマイレージの『夕暮れ 恋の時間』を歌った苅部が、人を笑顔にしたいとの思いから自身は「太陽」だとアピールし、歌唱指導の上野は「アイドル性が高い」と称賛。DEF.DIVAの『好きすぎて バカみたい』をシックに歌い上げた鈴木琴美は「私が今持っているもの。それは…伸びしろです!」と元気よく叫び、観客を沸かせた。
Juice=Juiceの『私が言う前に抱きしめなきゃね』で芯の強い歌声を響かせた宮﨑は課題の「リズム感」を鍛えるために努力したと伝え、Juice=Juice元メンバーの宮本は「すごく伝わってくる」と絶賛。つばきファクトリーの『大好きなのに、大好きだから』をのびやかに披露した宮越は、スラッとした衣装を着るために「足がきれいに見えるようにダイエットをしました」と笑顔で語った。
モーニング娘。の『なんちゃって恋愛』に感情を込めた樋口は、かっこよさやかわいさを共に強調するため曲を「研究しました」と述べ、ディレクターの橋本は樋口のギャップとして曲中で「闇の住人のような表情」も出せると評価。ティアラもきらめいた大坪はJuice=Juiceの『Fiesta! Fiesta!』を情熱的に歌い、Juice=Juice元メンバーの稲場は、堂々と歌い上げる姿を見て「コールできないのがもどかしい気持ちになった」と感想を伝えた。
虎柄のリボンやスカートが目を引く酒田はモーニング娘。の『Help me!!』で余裕ある表情を浮かべ、観客に「はっきり見えるように頑張りました」と伝えると、審査のコメントを求められて開口一番「かわいいねぇ」と声を上げた中島早貴は「まだ染まっていなくてすごいピュア」と成長に期待。藤本美貴の『会えない長い日曜日』を選曲した佐藤は、衣装へのこだわりとして「自分で黒いレースとスパンコールを付けました」と話し、歌唱指導の上野は日頃から周囲が「パーッと明るくなるような華がある」と、佐藤のポテンシャルを評価した。
7月22日(水)に発売されるアンジュルムの最新シングル収録曲『BaBaBa Burning Love!』のパフォーマンスで、審査員らをあっと驚かせたのは田村。同曲の世界観も示すエスニックな衣装を着てのステージでは、大好きなハロプロは自身にとって「圧倒的トップオブザトップです。私も心と身体とスキルを磨いて、先輩みたいに輝けるように努力していきます」とアピールして心をつかんだ。
アンジュルムの『キソクタダシクウツクシク』を披露した岸田は、MCでは「ハロプロ研修生の歌姫と呼ばれる存在になりたい」と声高に宣言し、みつばちまきはダンス経験者の岸田が「振り付けを覚えるのと起こすのは上手なので、次のポイントに早く進んでくれたらまた世界観が広がるんじゃないか」と期待。ステージで「ギャルっぽい服にした」と伝えて観客や審査員の関心を一気に引き寄せた長井はBerryz工房の『抱きしめて 抱きしめて』を披露し、中島早貴は今後歌やダンスを「鏡の前で練習して、ギャルの衣装がもっと大人っぽく見えるように成長していくんじゃないかな」と笑顔で期待を寄せた。
ツインテールのスタイルでモーニング娘。の『わがまま 気のまま 愛のジョーク』を勇ましく歌い上げた染谷は「私の憧れでアイドル、私のめざすアイドル像である(2025年12月に行われたモーニング娘。の)横山玲奈さんの卒業公演(本編)のラストナンバーだったからです」と選曲理由を明かし、憧れる横山のように「ステージでも笑顔で、一番目立つようにキラキラできるように頑張っています」とアピール。
リボンも揺れるスタイリッシュなパンツスタイルでモーニング娘。の『Only you』に感情を込めた吉田が、披露後に感極まる姿には客席から「頑張れ!」「よかったよ!」の歓声が上がり、吉田をねぎらう稲場は「最後までやり遂げられたのがすごくかっこよくて、より『Only you』の歌詞が響いてくる感じがした」と称賛。℃-uteの『Love take it all』でクールな表情を見せた鈴木もあは、かわいくかっこいい印象の℃-uteに憧れて「この世界観を私ならどう表現できるか」との思いでチャレンジのために選曲したと明かし、℃-uteの元メンバー中島は「歌いながら踊るのも難しい曲だけど、歌がしっかり伸びていた」と称えた。
衣装の揺れるガーリッシュなスタイルでステージに臨んだ青木はアンジュルムの『臥薪嘗胆』を弾むように歌い上げ、本番までに苦手意識の歌やマイクホールドを練習したと明かし、日々の努力を知る歌唱指導の上野は「声がマイクに乗っていたので、優奈が心がけていたことは一段飛び越えられたと思います」と評価。記念すべき初ステージで中央に立ち、小柄な身体を揺らしながらメガネ姿で℃-uteの『大きな愛でもてなして』を披露した佐伯は審査員や観客の心をグッとつかみ、中島早貴は佐伯の登場時に審査員席で「かわいい」という声が上がったと述べ「それも一つのスター性」だと伝えた。
Juice=Juiceの『BLOODY BULLET』で力強い歌声を響かせた根本は「失敗しちゃったらどうしようとすごく不安だったんですけど、自分がやってきた最大限を発揮できてよかった」と伝え、みつばちまきは日々のレッスンなども経て「自分の一つの枠を超えようとトライしてくれた感じが今回見えた」と称賛。衣装のアクセントとなる花も目を引いた斎藤はこぶしファクトリーの『念には念(念入り Ver.)』でパワフルに立ち回り、曲中の“がなり”にも挑戦したと述べると、宮本は曲中に「色んな要素を入れるのはすごく難しい」とヴォーカリストとしての実感を伝えながら、斎藤のチャレンジを称えた。
スタンドマイクを抱えながら、こぶしファクトリーの『明日テンキになあれ』をオリジナルさながらに歌い上げた大野は「グループの曲を1人で完璧に歌い上げられるぐらい、歌やダンスの密度、レベルを上げていってもっとたくさんの曲に挑戦したい」と、新たに決意。OCHA NORMAの『女の愛想は武器じゃない』を強気に表現した石川は、ステージに立つ際に「曲の世界観を大切にすること」を重視していると述べ、稲場は「場を支配する力がものすごくて、自分のステージに完全にしきっていた」と絶賛した。
22人による「実力診断テスト」のラストを飾った服部は、亀井絵里・道重さゆみ・田中れいな(モーニング娘。)の『大きい瞳』を歌い上げ、今回の衣装は、2023年9月に行われたハロプロ25周年コンサートでOGの道重と田中が着用したステージ衣装をオマージュしたと明かし、宮本は「かわいいを研究しているのがポージングとかで伝わってきて、素敵だと思いました」を称えた。
審査対象のパフォーマンスがすべて終わり、稲場や宮本、ハロプロ研修生、ロージークロニクルがそれぞれステージを披露。審査員やファンによる投票が集計完了し、いよいよクライマックスとなる結果発表へと進んだ。
審査員特別賞の結果が発表され「宮本佳林・稲場愛香賞」には、Juice=Juiceの『私が言う前に抱きしめなきゃね』を選曲した宮﨑が選ばれた。宮本と稲場が共にJuice=Juice元メンバーであることから「選曲した熱意をすごく感じた」と稲場が伝え、宮本は「積み上げてきたものがすごく見えた」と評価。宮﨑は「挑戦してよかった」と、笑顔で本番までの日々を振り返った。
続く「中島早貴賞」を獲得したのは、モーニング娘。の『Only you』を歌い上げた吉田。披露する直前にも目をうるませた吉田のステージは「ライブには色々ある感じを背負って『今ここでパフォーマンスをする』という生きざまが見られて素敵でした」と称え、感極まる吉田は思い通りに行かなかった日々もありながら「自分の選んだ曲で、できることができてよかった」と喜んだ。
続いて、歌唱賞に選ばれたのはJuice=Juiceの『Fiesta! Fiesta!』を歌った大坪茉乃で、成長を知る歌唱指導の上野は「苦手だったこと、やらなかったことに対して真っ向勝負してきた」と伝え、涙も光った大坪は「ここまで頑張ってきてよかった」と吐露。ダンス賞を獲得したのは℃-uteの『Love take it all』を披露した鈴木もあで、レッスンで自身に怒られながらも「ついてきてくれる根性がここにきて、一つの成長に繋がった」と上野はさらなる将来への期待を込め、発表時に涙ぐんだ鈴木もあは同曲のダンスで「どうキレを出したらいいかを研究して、ダンス賞をもらえるとは思っていなかったのでうれしいです」と笑顔で話した。
そして、注目される最優秀のベストパフォーマンス賞を発表。総得票数3,549のうち最多の1,468票を獲得したのはOCHA NORMAの『女の愛想は武器じゃない』を披露した石川で、宮本の発表を受けた石川は目に涙を溜め、稲場からトロフィーを手渡された。
稲場は「圧巻のパフォーマンスでした」と称え、宮本は「華望ちゃんの輝きはみんなに届いていたんだと思います」と石川のステージを評価。石川は昨年の「実力診断テスト」を回想し「前回は結果が残せなくてすごく悔しい思いをして、ずっとベストパフォーマンス賞を取るために(ハロプロ研修生の定期公演である)『研修生発表会』を重ねてきたので、この賞をいただいてうれしいです」と、笑顔で喜びを伝えた。
最後は石川を中心に、この日まで全力を費やしてきたハロプロ研修生の22人が「ありがとうございました!」と元気よく挨拶。客席に笑顔を向けながら、ステージをあとにした。[受賞一覧]ベストパフォーマンス賞: 石川華望「女の愛想は武器じゃない」
ダンス賞: 鈴木もあ「Love take it all」
歌唱賞: 大坪茉乃「Fiesta! Fiesta!」
中島早貴賞: 吉田光里「Only you」
宮本佳林&稲場愛香賞: 宮﨑理帆「私が言う前に抱きしめなきゃね」