世界的ピアニストの
マルタ・アルゲリッチ(Martha Argerich)が、今年5月に東日本震災復興チャリティCDをリリースし、日本への愛を示してくれたのは記憶に新しいところです。
このチャリティCDの第2弾・第3弾として、1965年のショパン・コンクールの覇者アルゲリッチによる東京でのリサイタルのライヴCD(2000年)と、2010年の同コンクールの覇者ユリアンナ・アヴデーエワ(Yulianna Avdeeva)による来日公演のライヴCDが同時リリースされることになりました! アルゲリッチ『ライヴ・イン・東京2000』、アヴデーエワ『ショパン:ソナタ第2番「葬送」、英雄&幻想ポロネーズ』は、KAJIMOTOより10月21日に発売されます(各税込3,000円)。
この2枚のCDは、東日本復興支援CD第1弾と同様、宮城県仙台市青葉区にある株式会社オプトロムでプレスされ、利益はすべて、アーティストの意向により、楽器や楽譜を津波によって流された被災地の復興支援のために寄付されます。また、アーティストは録音印税を放棄するとのことです。
アルゲリッチによる『ライヴ・イン・東京2000』は、2000年11月16日にすみだトリフォニーホールで行なわれた、アルゲリッチによる“
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリに捧げる”コンサートのピアノ・ソロ演奏部分を収録したもので、翌2001年、梶本音楽事務所(現・KAJIMOTO)の創立50周年を記念し、当時の会員(カジモト・フレンズ)向けに非売品CDとしてリリースされました。
このコンサートは、世紀のピアニスト、ミケランジェリが逝去した1995年から3年後、ともにミケランジェリを師とするアルゲリッチと
マウリツィオ・ポリーニが東京で再会した折に、それぞれ“師に捧げる”コンサートを日本のファンのために開催したいと話しあい、実現したものです。
東日本大震災後、みずからの70歳記念CDを急遽チャリティCDとしたアルゲリッチは、この2000年のライヴCDも2枚目のチャリティCDとすることに賛同し、当時の録音技師・櫻井卓氏がこれをリマスタリングしました。
またアヴデーエワによる『ショパン:ソナタ第2番「葬送」、英雄&幻想ポロネーズ』は、2010年に東京オペラシティ コンサートホールで行なわれた彼女のリサイタルをライヴ収録した音源です。2010年秋に“ショパン・コンクール記念ガラコンサート”の一環として仙台で演奏したアヴデーエワは、震災当日、すぐさま日本を支援したいとKAJIMOTOに申し出ていました。
ショパン・コンクールの女性優勝者2人からの日本への贈りもの、どちらも貴重な音源ですのでご注目ください。