東京都出身のバスーン奏者、
相良怜のジャズ・アルバム『
The new bassoonism』がジャズ・レーベル「F.S.L.」より6月3日(水)にリリースされます。
相良怜は、洗足学園音楽大学音楽学部を、最優秀賞を得て卒業し、同大大学院、および同大アンサンブルアカデミーを修了。学内において洗足学園音楽大学前田記念奨学金奨学生、および特別選抜演奏者に認められる実力者で、第16、19回日本クラシック音楽コンクール木管部門にて第五位を受賞。〈東京・春・音楽祭〉にも出演するなどクラシック音楽をベースに活躍する一方、自身のグループにてジャズの即興を交えた演奏活動も行なっています。
「クラシック音楽を一生懸命に学ぶ傍ら、ずっと好きだったのはジャズ」という相良怜は、通っていた音楽教室「ル・フォスタ」で講師の
加藤真一と出会い、
浅川太平(p)、加藤真一(b)とのトリオを始動。初のリーダ―作『The new bassoonism』は、バスーンでジャズの新たな領域を切り拓く内容となりました。
バスーン多重四重奏により、ジャズ・スタンダードをクラシック四重奏に聴かせる冒頭曲「Stardust」をはじめ、その反対にクラシックの曲をジャズのスタイルで演奏する「ファゴット協奏曲 ホ短調 RV 484」や
クイーンの名曲「ボヘミアン・ラプソディ」をジャズ・ワルツでアレンジしたものまで、意欲的が楽曲が並ぶほか、ピアノの浅川によるオリジナル曲「創世のエレジー」「Snow」も収録。
本作の紹介文に、浅川は「相良は少年期に吹奏楽団でバスーンに出会い、当時のレパートリーだったスイングジャズに心躍らせた。楽器の特性上、クラシックも学んだものの心はジャズを志向。クラシックの演奏活動と並行して、ジャズの演奏を継続していく中でベースの加藤真一からの誘いで、このトリオでの活動をスタート。今作は相良怜の初リーダーアルバムで、ジャズスタンダード、クラシック、ロックなどジャンルに捕らわれない選曲。それらはピアノの浅川太平アレンジにより1本のストーリーとなり、ドラムレスのアンサンブルで楽器それぞれの響きを堪能できる。これは相良自身のバスーンによる新たな表現であり、新たなバスーンの領域への挑戦である」とコメントを寄せています。
[紹介文]実にジャズらしい楽器ってあると思うのです。その代表格はピアノであり、サックスが順当でしょうか。ジャズでバスーンは珍しい部類に入る楽器のひとつ。音域が中低音のため、アルトサックスやトランペットのような華やかさはないものの、ジックリと聴かせる説得力のある楽器です。
相良は少年期に吹奏楽団でバスーンに出会い、当時のレパートリーだったスイングジャズに心躍らせた。楽器の特性上、クラシックも学んだものの心はジャズを志向。クラシックの演奏活動と並行して、ジャズの演奏を継続していく中でベースの加藤真一からの誘いで、このトリオでの活動をスタート。
今作は相良怜の初リーダーアルバムで、ジャズスタンダード、クラシック、ロックなどジャンルに捕らわれない選曲。それらはピアノの浅川太平アレンジにより1本のストーリーとなり、ドラムレスのアンサンブルで楽器それぞれの響きを堪能できる。これは相良自身のバスーンによる新たな表現であり、新たなバスーンの領域への挑戦である。――浅川太平