2月2日に発売した大ヒット中の
中島みゆきの最新アルバム『
中島みゆき 2020ラスト・ツアー「結果オーライ」』には13年ぶりに披露された「糸」が収録されています。2004年の
Bank Bandのカヴァーから話題となり、これまで
Aimer、
EXILE ATSUSHI、
クリス・ハート、
JUJU、
福山雅治、
平原綾香ほか100を超えるアーティストがカヴァーしている名曲です。動画サービス「ほぼ日の學校」では「糸」のアレンジが生まれるまでの全貌を、本家、中島みゆきの音楽プロデューサー
瀬尾一三が語った授業が公開中。
「ほぼ日の學校」は、「人に会おう、話を聞こう。」をコンセプトに、
谷川俊太郎をはじめ、
林真理子、
三谷幸喜、
笑福亭鶴瓶ら作家や芸能の文化人からスポーツ選手、料理人他、様々な分野の方が講師として登場する「人から学ぶ場」(有料サイト※1ヵ月の無料体験有)。2月28日と3月4日(金)、前後編の2回に分けて、『中島みゆき「糸」のアレンジが生まれるまで−裸の曲に服を着せる瀬尾一三の仕事とは』と題して授業が公開中です。
授業では「糸」のアレンジだけに話は留まらず、今まで語られることがなかった中島みゆきの超絶な一発同録レコーディングについて克明に語られています。また、自身の体験を通して語られる編曲家、音楽プロデューサーについて、さらには「不完全なもの」が心をゆさぶるヒットの神髄にまで話が及んでいて実に濃い内容となっています。中島みゆきのファンだけでなく、音楽ファンもぜひチェックしてもらいたいところです。有料サイトではあるものの、1ヵ月の無料体験もあるので興味が沸いた方は「ほぼ日の學校」を覗いてみてはいかがでしょうか。
今年で中島みゆきとのコンビが34年目を迎える瀬尾一三。授業の中では2月2日にリリースされ現在ロングヒット中の『中島みゆき 2020ラスト・ツアー「結果オーライ」』の作品にも触れています。この作品は本来、ツアーの後半に予定されていたライヴ本番収録が残念ながらコロナ拡大の前に実現せず、奇跡的に本番同等の機材を使用し確認用で録音していた公演音源の全てを後に、瀬尾がチェック、十分リリースできると判断しスタジオ作業を行い、最終的に今回の全21曲完全収録のアルバムとなりました。
このラスト・ツアーで映画『
糸』のモチーフにもなり、もはや国民的に愛される歌となった「糸」、1980年代に週間チャート1位を獲得した「
悪女」、紅白歌合戦の歌唱曲「
麦の唄」、初のミリオンヒット・ナンバーとなったドラマ主題歌「
浅い眠り」、1975年のデビュー曲「
アザミ嬢のララバイ」、そして、ライヴ本編のラストで歌唱し多くの人が感動の涙を流した「誕生」など、ラスト・ツアーにふさわしい時代を彩った名曲・代表曲の数々を披露。アンコールを含む歌唱された全ての曲をCD2枚に収録。最新にして最後のツアー・アルバムとなった今作はライヴCDのオールタイム・ベストとしても楽しめる作品となっています。
初回盤のドキュメンタリー映像は「糸」「誕生」「悪女」「浅い眠り」等、多くの貴重な歌唱シーンのダイジェストやリハーサル映像、ツアー各地の舞台裏など52分のボリュームで収録。ライヴを実際に鑑賞された方は勿論のこと、ラスト・ツアーに行くことが出来なかった多くの方々にも、ラスト・ツアーを十分に体感でき、楽しめる映像となっています。この特典映像は、NHK『SONGS』でもドキュメンタリー映像の一部が放送され、放送後にはSNSを含め大きな反響を起こしていました。
今回はこの充実した作品の内容もさることながら、それ以上に、楽しい時も、苦しい時も、リスナーの心に寄り添ってきた中島みゆきの歌が一貫して「生きる勇気」と「寄り添う心」を届け続けてきたことが、今作のロングセールスへとつながっています。
併せて、今回、中島みゆきをはじめ、
吉田拓郎、
長渕剛、
?永英明等を手がけた伝説の音楽プロデューサー瀬尾一三の自伝的書籍『音楽と契約した男 瀬尾一三』は2020年コロナ禍の直前に発売。以降、重版を重ね4刷目と好評。今回も約2900曲に及ぶ作、編曲リストも更新されました。
本書では1969年から音楽活動をはじめ「22才の別れ」(
かぐや姫 / 1974)、「
『いちご白書』をもう一度」(
バンバン / 1975)、「オリビアを聴きながら」(
杏里 / 1978)、「
とんぼ」(長渕剛 / 1988)、「
壊れかけのRadio」(?永英明 / 1990)、「糸」(中島みゆき / 1992)、「
泣いてもいいんだよ」(
ももいろクローバーZ / 2014)等々、時代を創った数々のヒット曲を生み続けた瀬尾が日本を代表する現役の作・編曲家の
萩田光雄、音楽プロデューサーで、
松任谷由実のプロデューサー
松任谷正隆、
竹内まりやのプロデューサー
山下達郎、
椎名林檎他のプロデューサー
亀田誠治、4名との貴重なレジェンド・スペシャル対談を軸に語られる「編曲手法」や「アーティストコミュニケーション」。そして「音楽」に身を捧げることで近づくことができた「真(ほんとう)の音楽プロデュース」と、その結果として生まれたヒット曲の秘密に迫っています。
この書籍が“ほぼ日”のプロデュサーの目に留まり、「ほぼ日の學校」の企画へと発展、授業の実現へとつながっています。「ほぼ日の學校」の授業をきっかけに、書籍にも手を伸ばしてみてはいかがでしょうか。