玉置浩二が2月8日(日)、横須賀芸術劇場で自身初となるフルオーケストラによるコンサート〈billboard classics「玉置浩二 プレミアム・シンフォニック・コンサート」〉を開催し、1900人の観衆の前で名曲の数々を荘厳なオーケストラ・アレンジで初披露した。
公演初日となるこの日は、大友直人の指揮による東京フィルハーモニー交響楽団の演奏と共に、玉置自ら選りすぐったという1部を安全地帯、2部をソロ楽曲からなる2部構成のプログラムで、それぞれの時代の代表曲17曲を演奏した。
「田園」などヒット曲のメロディーをフィーチャーした「序曲」で幕を開け、人一倍大きな拍手の中迎えられた玉置。冒頭のMCで若干緊張気味に挨拶すると、「皆さんの心が安らいでおおらかな気持ちになれるように最愛の気持ちを持って歌いたいと思います」と語り、「悲しみにさようなら」「恋の予感」「ワインレッドの心」など安全地帯の大ヒット曲をフルオーケストラの美しいアレンジと共に、ややテンポを押さえつつ歌詞を一つ一つ噛みしめるように聴かせた。
休憩後の後半、ソロ曲のパートでは「あこがれ」「ロマン」「サーチライト」など、ますます熱のこもる玉置の歌声に、クラシック仕様のコンサートということで抑え気味だった観客も思わずスタンディングオべーションで応え、アンコールの「田園」ではイントロと共に手拍子が起きるほどの熱狂状態に。そして、玉置がマイクをオフにしアカペラで歌い出す「夏の終わりのハーモニー」の力強い歌声と約60名のオーケストラが互角にぶつかり合う緊張感あふれるかけ合いでラストを迎えたコンサートは、数分間も続く割れんばかりの拍手で幕を閉じた。
公演前に玉置自身が「音楽の宿命的出会い」と、長年の夢が実現することについて語っていたオーケストラとの共演。このプレミアムなコンサートは今回の横須賀公演を皮切りに、名古屋、兵庫、大阪、東京、福岡、札幌で追加公演を含め全11公演を開催する。
撮影 新井 秀幸(日本写真家協会会員)