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宮本浩次、櫻坂46、オリヴィア・ロドリゴなど 6月第2週リリースの注目作

2026/06/09掲載
今週リリースされる作品の中で、チェックしておくべきなのは何ですか?
 東海地方と関東甲信地方の梅雨入りで始まった6月第2週(6月8日[月]~6月15[日])。じめじめとしたシーズンの始まりながら、今秋はいよいよFIFAワールドカップ26も開幕。先週の6月第1週には、JO1INIから特別編成された“JI BLUE”によるサッカー日本代表「最高の景色を2026」公式テーマ・ソング「景色」もリリースされました。

 6月第2週の注目作は、6月12日に還暦を迎えるエレファントカシマシ宮本浩次が誕生日の2日前に発表するオリジナル・アルバム『I AM HERO』。アルバム・タイトルにもなっている「I AM HERO」は、佐藤二朗の怪演で話題となり、“タゴサク構文”というネットミームまで生んだ映画『爆弾』の主題歌。さらに、アニメ『トリリオンゲーム』第2クールのOPテーマ「over the top」、ドラマ『リボーン ~最後のヒーロー~』主題歌「I love人生!」、TBS系『news23』のエンディング・テーマ「close your eyes」など、話題曲がずらり。とりわけAdoに提供した映画『沈黙の艦隊 北極海大海戦』の主題歌「風と私の物語」のセルフカヴァーは、泥臭く少し懐かしいロック・チューンと、熱い情熱とさっぱりとした気分が同居する歌詞が、進化を続ける宮本の“今”を映し出しています。



 女性アーティストでは、6月10日発売の櫻坂46の15thシングル「What's “KAZOKU”?/Lonesome rabbit」と、6月12日発売のオリヴィア・ロドリゴのニュー・アルバム『恋に落ちた女の子にしては、なんだかずいぶん悲しそうだね』に注目。櫻坂46は、坂道グループとしては初の両A面シングルのリリース。両曲ともに、2期生の森田ひかるがセンターを務め、TVアニメ『夜桜さんちの大作戦』第2期オープニング・テーマ「What's "KAZOKU"?」は、エレクトロな攻めのサウンドに、テンポ良く“家族あるある”をのせた、アクション・シーン満載のアニメにもぴったりのナンバーです。全6形態で発売され、アニメ・ファンには『夜桜さんちの大作戦』描き下ろしジャケットの夜桜盤も気になるところ。TYPE Aに収録される、BACKSメンバーによる「コインランドリー」やTYPE B収録の4期生楽曲「We got your back」、TYPE別ごとのカップリング曲も要チェックです。



 オリヴィア・ロドリゴの約3年ぶりとなるニュー・アルバムは、名失恋ソング「ドライバーズ・ライセンス」で世界を席巻した彼女の真骨頂“ラヴ・ソング”が光る作品。リード曲「ドロップ・デッド」では、多幸感にあふれたコーラスワークと、甘酸っぱいメロディで恋に落ちた時のハイな気分と危うさを表現。グラストンベリーでのロバート・スミスとのデュエットが話題を呼んだ、ザ・キュアーの名曲「ジャスト・ライク・ヘヴン」も歌詞に出てきます。

 女性グループでは実力派揃いのヴォーカル・グループ、Little Glee Monsterが6月10日(水)にリリースする両A面シングル「一輪 / Pages」も見逃せません。TBS系日曜劇場『GIFT』挿入歌「一輪」と、TVアニメ『本好きの下剋上 領主の養女』のオープニング・テーマ「Pages」が収めれたダブル・タイアップ・シングルとなります。

 バンド系では、80年代、アレルギーDe+LAXを率い、ニューウェイヴ・シーンで名を馳せた宙也が、現在活動する男女混合ロック・バンド、極東ファロスキッカーの1stフル・アルバム『KOSMOLOGY』が6月9日に発売。先月行なわれたイベント〈DRIVE FROM 80s〉では、映画『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』で再注目を浴びるLIZARDトリビュート・バンドで、圧巻の歌唱力 / 表現力を披露し、往年のニューウェーヴ・ファンを歓喜させた宙也の現在地に期待が高まります。

 また、LUNA SEAX JAPANで活躍するロックギタリスト・SUGIZOが手がけるアイスショー「氷艶 hyoen 2025 -鏡紋の夜叉-」のオリジナル・サウンドトラックも6月10日に発売。荒川静香髙橋大輔らが出演し、フィギュアスケートと日本文化を融合させたストーリー仕立てのアイスショー「氷艶」は2017年に始まり、サントラが発売されるのは初だとか。本作には、LUNA SEAの真矢がドラムで参加しています。

 ジャズ系では、そんなSUGIZOともバンド“SHAG”で共演する鬼才ジャズ・トランぺッター、類家心平中嶋錠二(p)、千葉広樹(b)、福盛進也(ds)を迎えた新たなカルテットで放つ『セルレア』が6月11日にリリース。凄腕たちの応酬が生み出す静かな緊張感と、美しく凛としたサウンドは、梅雨の重たい気分にも効きそうです。

 さらに、北欧ジャズの聖地デンマークの名門「ストーリーヴィル」の名盤60タイトルを厳選した『STORYVILLE Standard Archive』シリーズも6月10日に発売に。トミー・フラナガンテディ・ウィルソンセロニアス・モンクチャーリー・ラウズから通好みのサックス奏者J.R.モンテローズまで、多彩な名手が揃ったラインナップ。米国とデンマークのミュージシャンが共演する作品も含まれており、名盤をまとめて楽しめる貴重な機会です。

 最後に、これから盆踊りシーズンを迎えるにあたって紹介したいのが、6月12日にリリースされる、江州音頭の唄い手・中西レモンの2ndアルバム『夜明け烏の渡るまで』です。すずめのティアーズがコーラスで参加した佐渡の盆踊り唄「やっとこせ」、北アフリカのパーカッションを取り入れた青森県黒石市の「黒石よされ」、さらにブラジル人ドラマー、ダニエル・バエデールを迎え、ブラジル北東部のリズム“バイアォン”と融合させた岐阜県郡上の「かわさき」など、地域ごとの民謡が世界の音楽スタイルと交わり、新たな魅力を放っています。日本に古くから親しまれてきた旋律や詩の味わいを、まったく新しい角度から楽しめる一枚です。



[紹介した作品]
6月9日(火)リリース
極東ファロスキッカー / アルバム『KOSMOLOGY』

6月10日(水)リリース
宮本浩次 / アルバム『I AM HERO』
櫻坂46 / シングル「What's “KAZOKU”?/Lonesome rabbit」
Little Glee Monster / シングル「一輪 / Pages」
SUGIZO / サウンドトラック『氷艶 hyoen 2025 鏡紋の夜叉 ORIGINAL SOUNDTRACK』
『STORYVILLE Standard Archive』シリーズ(全60タイトル)

6月11日(木)リリース
類家心平 / アルバム『セルレア』

6月12日(金)リリース
オリヴィア・ロドリゴ / アルバム『恋に落ちた女の子にしては、なんだかずいぶん悲しそうだね』
中西レモン / アルバム『夜明け烏の渡るまで』
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