東京を走る電車や駅名看板、駅周辺の風景の映像とともに、人気アニメのキャラクターが登場する三井住友カードの「クレカ乗車」のCM「みんながつながる」篇。
このCMで流れている楽曲は、日本の喜劇王“エノケン”こと
榎本健一が歌った「東京節」(パイのパイ節) を
小西康陽がリミックスしたヴァージョンです。
元来はアメリカの行進曲「ジョージア行進曲」のメロディをもとにしており、明治時代から広く親しまれていたものを、大正時代に演歌師の
添田知道(添田さつき)が歌詞をつけたもの。“ラメチャンタラギッチョンチョンデパイノパイノパイ”というユニークな歌詞が耳の残るこの曲は、「東京節」の名よりも“パイノパイノパイ”として知られ、丸の内や日比谷公園などの東京の名所や名産が次々と歌詞に登場。中毒性のあるフレーズや楽しいリズムもあって、多くのカヴァーや替え歌も生まれました。そのカヴァーのひとつがエノケン版ということになります。
コメディアンのエノケンが歌ったからか、
植木等や
ザ・ドリフターズなどコメディアンがこぞってカヴァーし、
志村けんはバラエティ番組『志村けんのだいじょうぶだぁ』にて「パイのパイのパイ体操」というコントも披露していました。また、“パイノパイ”のフレーズからロッテ「パイの実」などのCMソングとしても多く用いられました。
なお、CMには、『めぞん一刻』(
高橋留美子)の音無響子・五代裕作をはじめ、『ガラスの仮面』(
美内すずえ)の北島マヤ・姫川亜弓、『島耕作』シリーズ(
弘兼憲史)の島耕作、『のだめカンタービレ』(
二ノ宮知子)の野田恵・千秋真一、『BLUE GIANT』(
石塚真一、NUMBER8)の宮本大、『ブルーピリオド』(山口つばさ)の矢口八虎、『東京卍リベンジャーズ』(
和久井健)のマイキー(佐野万次郎)、『刃牙』シリーズ(
板垣恵介)の範馬刃牙、『弱虫ペダル』(
渡辺航)の小野田坂道、『侵略!イカ娘』(
安部真弘)のイカ娘、『おやすみプンプン』(
浅野いにお)のプンプン、『孤独のグルメ』(
久住昌之・谷口ジロー)の井之頭五郎、『ひらやすみ』(
真造圭伍)の生田ヒロト・小林なつみなどのキャラクターが登場しています。
(写真は、2019年10月リリースの榎本健一の再発アルバム『
エノケン芸道一代』)