トム・クルーズがハリウッドのトップスターへと飛躍したきっかけとなった
トニー・スコット監督映画『
トップガン』は、アメリカで1986年5月16日に公開(日本は同年12月6日公開)。1986年の全米興行成績で1位を獲得した本作は、全世界での興行収入は3億5千万ドル超、日本でも67億円の興行収入となるなど記録的な作品となりました。
その初公開日に近い5月13日に、アメリカの『トップガン』ファンが“5月13日はトップガンデーだ”と呼びかけたのをきっかに幅広い世代のファンに支持され、毎年ファン同士の交流やイベントなどで盛り上がるようになったことから、5月13日が“トップガンデー”(Top Gun Day)として定着。日本でも2020年に「トップガンの日」として記念日に制定されています。
映画本編もさることながら、同映画の
サウンドトラック(写真)も大ヒット。オープニングでの空母に戦闘機が離着陸するシーンで用いられた
ケニー・ロギンス「デンジャー・ゾーン」や、士官候補生(トム・クルーズ)と指導教官(
ケリー・マクギリス)のラヴ・シーンで流れた
ベルリンのラヴ・バラード「愛は吐息のように~トップガン・愛のテーマ~」をはじめ、
チープ・トリック「マイティ・ウィング」、
ラヴァーボーイ「ヘヴン・イン・ユア・アイズ」、ケニー・ロギンス「真昼のゲーム」、
マイアミ・サウンド・マシーン「ホット・サマー・ナイト」、ハロルド・ファルターメイヤー&
スティーヴ・スティーヴンス「トップガン 賛美の世界」(トップガン・アンセム)、
ティーナ・マリー「リード・ミー・オン」と8曲がシングルカット。「デンジャー・ゾーン」は全米2位を記録し、ケニー・ロギンスにとっては「フットルース」に続く映画主題歌での世界的ヒットに、「愛は吐息のように~トップガン・愛のテーマ~」は全米・全英1位のほか、アカデミー賞最優秀歌曲賞、ゴールデングローブ賞主題歌賞を獲得するなど、各曲が大きな話題を集めました。
2022年5月には36年ぶりとなる続編映画『
トップガン マーヴェリック』が公開。前作同様にトム・クルーズも出演し、世界興行収入は14億9千万ドルを突破。日本でも137億円超とトム・クルーズ主演映画では日本歴代1位を記録しています。同作のサウンドトラックも好評を博し、
レディー・ガガ「ホールド・マイ・ハンド」と
ワンリパブリック「アイ・エイント・ウォーリード」がシングル化。どちらも世界各国チャート上位にランクインしています。また、シリーズを代表する楽曲として「デンジャー・ゾーン」や「トップガン 賛美の世界」(トップガン・アンセム)も収録されています。
ちなみに、『トップガン』公開から4年後、日本で『トップガン』を目指して作られた映画がありました。それが1990年12月に公開された『BEST GUY』(ベストガイ)で、航空自衛隊千歳基地を舞台に、航空戦闘機「F-15J イーグル」のパイロットたちが、最高の称号“BEST GUY”の座を賭けて特別強化訓練に臨む姿を描いています。主演は
織田裕二が務め、話題性もありましたが、“本家”のヒットまでには至りませんでした。
『トップガン』公開から40年となるメモリアルイヤーに、あらためて『トップガン』の世界を味わってみるのはいかがでしょうか。