1963年6月15日付のアメリカのヒットチャート、ビルボード「ホット100」において、
坂本九の楽曲「上を向いて歩こう」が週間1位を記録。ビルボード「ホット100」では3週連続、キャッシュボックス「トップ100」では4週連続で1位を記録し、ビルボード「ホット100」においては、
ドメニコ・モドゥーニョ「ヴォラーレ」(青く塗られた青の中)に次いで英語以外の歌で1位を獲得する快挙となりました。
「上を向いて歩こう」は、元来は
中村八大が自身のリサイタルのために作った楽曲でしたが、坂本のシングルとしてレコーディングされ、1961年10月にリリース。NHKのバラエティ番組『夢であいましょう』で披露し、シングルが発売されると、爆発的なヒットに。翌年にヨーロッパで紹介され、イギリスでは「SUKIYAKI」、ベルギーやオランダでは「忘れ得ぬ芸者ベイビー」などさまざまなタイトルで発表されました。
アメリカではラジオ番組で「SUKIYAKI」として紹介されると、リクエストが殺到。特に若い世代から人気に火が付き、1963年にキャピトル・レコードから「SUKIYAKA」(その後「SUKIYAKI」に変更)のタイトルでリリースされ、全米1位にたどり着くことになります。このヒットで坂本は急遽渡米。空港には数千人のファンが押し寄せたとのことです。
以来、坂本の代表曲となったのはもちろん、国内外でさまざまなアーティストにカヴァーされ、日本の音楽の教科書にも登場するなど、世界中で愛される楽曲となりました。2011年には東日本大震災の復興ソングとして、また映画『コクリコ坂より』挿入歌として採用されたことも、多くの人の記憶に残っていることでしょう。
(写真は、2011年7月リリースの坂本九のシングル「
上を向いて歩こう」)