動画サービス「niconico」・「ニコニコ生放送」では、2013年12月31日から2014年1月1日にかけて、『ニコニコ年越し!小林幸子カウントダウンLIVE 〜オープニングアクト:ダイオウグソクムシ〜』を開催。このプログラムでは、12月31日の9:00より「鳥羽水族館」から深海生物“ダイオウグソクムシ”の定点生中継を放送。そして、23:20より“幸子城”をコンセプトに、最新映像演出技術を使い製作された、8パターンに進化する新作衣装を着用した
小林幸子のカウントダウン・ライヴを行ないました。
VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、プロジェクションマッピング、ライヴ会場に360度に敷設されたLEDパネルを使用した映像投影など、最新の映像演出技術をたっぷりと駆使したこのライヴ、1月1日になる瞬間はニコニコ運営、ネット来場者と共にカウントダウン、番組の総来場者数は85万4,946人、総コメント数は26万7,167コメントを記録しました(番組終了時点)。
また小林は、4月26日(土)、27日(日)の2日間に渡り、ニコ動内の各カテゴリで活躍するユーザーが一堂に会して行なわれるイベント〈ニコニコ超パーティーIII〉への出演が決定しています。
新作衣装“幸子城”に関する衣装制作者によるコメント
演出家・山形龍司(株式会社ラテンセイルジャパン)
――新作衣装のコンセプトを“幸子城”にした理由。
「“人は城なり”武田信玄公の有名な言葉があります。小林幸子さんがこれまで築き上げてきた豪華絢爛、また奇想天外な衣裳の数々はご本人はもちろんたくさんの人々の力の結集、すなわち城と言えるものでしょう。今回も、nicofarreという“限られた空間”であるハンデを逆手に取り、幸子さんご本人のアイディアとニコニコの叡
智を結集して創りあげる、幸子さんの城、まさに“幸子城”なのです」
――それぞれのシーン&衣装の移り変わりの意図。
「幸子城の地下から屋上までを、1曲ごとに階段を上り、衣装が変わることで、曲の世界観と、進化していく小林幸子を表現しました。特に「さよならありがとう」の衣装は、ニコニコでリアルタイムで流れているコメントをLEDに流し、小林幸子さんにもプロジェクションマッピングすることで、生放送を観ている視聴者が参加してはじめて完成する衣装を目指しました。オープニングやエンディングでは、ニコニコで小林幸子さんと共に、2013年に大人気だったダイオウグソクムシ、チンアナゴも出演し、2013年の締めくくりにふさわしくなるような演出を心がけました」
――今回の衣装制作で大変だったところ。
「制作期間が2ヵ月で、総勢200名を超えるスタッフが制作に関わっています。それぞれの進行管理や、制作されたものをまとめるのが大変でした。技術的な部分では、VR(バーチャルリアリティ)、AR(拡張現実)、プロジェクションマッピング、LED映像などの映像演出技術と小林幸子さんのライヴを、収録ではなく生で、リアルタイムに全てを同期・融合させることがとても難しいことでした。この演出は、世界でも初めての試みになります」
――「テラ幸子」とはどんな存在か。
「小林幸子さんが以前、紅白で着用されていた衣装“メガ幸子”がさらに進化しました。“幸子城”の守護神のようなものです。眼からレーザー光線をだし、空を飛び、日本を守っています」
――「風といっしょに」の演出の意図。
「2014年の干支・午年にちなみ、ペガサスと共に大空へ飛翔し、桃源郷に着地することで、小林幸子さん、ニコニコ視聴者にとって、2014年がさらに飛躍する年になるように、という思いをこめました」