ミニ・レビュー
ドビュッシー・イヤー(没後100年)にふさわしい画期的一点。1920年に刊行された楽譜集『ドビュッシーの墓』から9曲を選曲。さらに1935年に邦雑誌『音楽新潮』の特集号に掲載された邦人3名の曲も収録。今回初めて耳にする“秘曲”揃いに唖然。オーセンティックな青柳ならではの唯一無二のアルバムとなった。
収録曲
01亡き王女のためのパヴァーヌ (連弾版) (ラヴェル/ジュマン編)
02牧神の遥かな嘆き (デュカ)
03そして牧神は月あかりの麦畑に肘をついて横たわった (シュミット)
04管楽器のためのサンフォニーの断章 (ドビュッシーの思い出に) (ストラヴィンスキー)
05ミューズたちのもてなし (ルーセル)
06讃歌 (マリピエロ)
07無題 (ソステヌート、ルバート) (バルトーク)
08無題 (モルト・モデラート・コン・エスプレッシオーネ) (グーセンス)
09讃歌 (ギターのための) (ファリャ自身によるピアノ編曲) (ファリャ)
1030年間の麗しい友情の思い出に (サティ)
11「…風に」op.17〜第4曲 ドビュッシー風に (準備中の劇のための間奏曲) (カゼッラ)
12「最後から二番目の思想」〜第1曲 牧歌 (ドビュッシーへ) (サティ)
13「七つのピアノ小品」op.11〜第4曲 墓碑銘 (コダーイ)
14ドビュッシーを讃えて (タイユフェール)
15「六つのカプリース」〜第5曲 ドビュッシーを讃えて (ロザンタール)
16ドビュッシイに捧ぐる頌歌 (清瀬保二)
17ドビュッシーを讃えて (石田一郎)
18ドビュッシーを讃えて (荻原利次)
19神聖な舞曲と世俗的な舞曲 (ドビュッシー)
演奏
(1)〜(4)(10)〜(12)(14)〜(19)青柳いづみこ,(1)(4)〜(9)(13)(19)西本夏生(P) (10)(12)(16)福田美樹子(S)