「音楽を続けていくのであれば、やっぱり一番を目指したい」──TOKYO No.1 SOUL SETのニュー・アルバム『No.1』がついに完成!

TOKYO No.1 SOUL SET   2008/03/19掲載
MyCDJ お気に入りリストに「「音楽を続けていくのであれば、やっぱり一番を目指したい」──TOKYO No.1 SOUL SETのニュー・アルバム『No.1』がついに完成!」を追加/削除する はてなブックマークに追加
「音楽を続けていくのであれば、やっぱり一番を目指したい」──TOKYO No.1 SOUL SETのニュー・アルバム『No.1』がついに完成!
 前作『OUTSET』から約3年、TOKYO No.1 SOUL SETから待望のニュー・アルバム『No.1』が届けられた。三者三様の活動を経て、さらにスケール感を増した唯一無二のトライアングル。心機一転、新たな一歩を踏み出そうとしている3人に話を訊いた。



 「一緒にDJで地方に行ったとき、出来上がったばかりの俺たちのアーティスト写真を見て、(石野)卓球に“やっぱソウルセットって、この距離感だよね”って言われたことがあったんですよ。そのときは、卓球が何を言ってるのかピンとこなかったんだけど、今回のアルバムを改めて聴き直して、ああ、そういうことだったのかって。この3人の距離感って、やっぱり独特なものなんだなって」(川辺)





 石野卓球と新ユニットInKを結成し2枚のアルバムを発表した川辺ヒロシ、自身のバンドTHE ZOOT16で“永遠のルード・ボーイ”たる自らの美学を徹底的に追求してきた渡辺俊美、そして斉藤哲也高野 寛とのユニットNathalie Wiseの活動と併行し、さまざまなアーティストの音源やライヴに参加してきたBIKKE。前作『OUTSET』以降、三者三様の活動を繰り広げてきた彼らが約3年ぶりに集結し、TOKYO No.1 SOUL SETのニュー・アルバム『No.1』をついに完成させた。

 「曲の作り方は今までと一緒ですね。3人が交代でスタジオに入って、各自で作業を進めていくっていう。僕らの場合、ヒロシくんが最初に持ってくるデモが強烈なキーワードになってるから、スタジオに集まって細かい打ち合わせをする必要がないんですよ」(渡辺)

 “ソウルセット・マナー”ともいうべき、独自の創作スタイルはそのままに、今作では、前作からの3年間で各自が身に付けた新たなクリエイティヴィティが随所で発揮されることとなった。

 「たとえば〈Just another day〜その時まで〉って曲では、僕が最初にサンプリングで作ったトラックが最終的に、全部消えてるんですよ。トラックはあくまでも、アイディアを膨らませるための素材に過ぎない。そのやり方って実はInKのレコーディングで実践したことなんです」(川辺)
 「他のバンドをやることによって、ソウルセットの面白さを再認識させられたところはありますね。誰も完成形を想像できないって意味でも、ソウルセットのレコーディングって常に驚きの連続なんです」(渡辺)

 また女性目線で綴られたオープニング・ナンバー「Innocent Love」を筆頭に、BIKKEの手掛ける歌詞の世界も大きな変化を遂げている。

 「歌詞を書くときに考え込まないようになりました。トラックを聴いた瞬間に思い浮かんだイメージをいかにそのまま表現できるかっていう。結果的に、今回のアルバムでは、女性や子供とか、いろんな視点で歌詞を書くことができました。あと、お酒をやめたことも大きかったですね。飲んでると変に粘れちゃったりするんで。今はひとつの作業に行き詰ったら、思考を切り替えて、すぐに他の作業に取り掛かれるようになったんです」(BIKKE)

 3つの異なる個性によって描き出される唯一無二のトライアングル。その一辺が、今までの作品に比べ長くなっている(つまり三角形の総面積が広くなっている)ような印象を、今作からは強く感じとることができる。『No.1』という作品タイトルにも、レーベルを移籍して心機一転、新たな一歩を踏み出そうとしている彼らの明確な意思が込められているのだという。

 「より多くの人に聴いてもらいたいなと思って、あえてシンプルでわかりやすいタイトルを付けました。音楽を続けていくのであれば、やっぱり一番を目指したいですから」(BIKKE)

 最後に、寡作で知られるTOKYO No.1 SOUL SET のイメージを鮮やかに覆す、渡辺俊美のこんな絶好調宣言で本稿を力強く締めたいと思う。

「今まではアルバム1枚作り終えたらヘトヘトになってたんだけど、今回は、まだまだ力があり余ってる感じなんですよ。だから、もう次だよ。次もあるよ!」
取材・文/望月 哲(2008年3月)




【TOKYO No.1 SOULSET TOUR2008 Just another days〜さぁ、どうなんだい】


公演日:2008/5/14
会場:名古屋CLUB DIAMOND HALL
開場:19:00 開演:20:00
問い合わせ先:ジェイルハウス / 052-936-6041

公演日:2008/5/15
会場:大阪BIG CAT
開場:18:00 開演:19:00
問い合わせ先:キョードーチケットセンター / 06-6233-8888

公演日:2008/5/17
会場:高松オリーブホール
開場:17:30 開演:18:00
問い合わせ先:デューク高松 / 087-822-2520

公演日:2008/5/23
会場:広島クラブクアトロ
開場:18:30 開演:19:30
問い合わせ先:夢番地広島 / 082-249-3571

公演日:2008/5/24
会場:福岡DRUM LOGOS
開場:18:00 開演:19:00
問い合わせ先:キョードー西日本 / 092-714-0159

公演日:2008/5/31
会場:仙台CLUB JUNK BOX
開場:18:00 開演:18:30
問い合わせ先:ノースロードミュージック / 022-256-1000

公演日:2008/6/5
会場:SHIBUYA-AX
開場:18:30 開演:19:30
問い合わせ先:ホットスタッフ・プロモーション / 03-5720-9999

公演日:2008/6/14
会場:沖縄 桜坂セントラル
開場:20:00 開演:21:00
問い合わせ先:桜坂セントラル / 098-861-8505
※ 掲載情報に間違い、不足がございますか?
└ 間違い、不足等がございましたら、こちらからお知らせください。
※ 当サイトに掲載している記事や情報はご提供可能です。
└ ニュースやレビュー等の記事、あるいはCD・DVD等のカタログ情報、いずれもご提供可能です。
   詳しくはこちらをご覧ください。
[インタビュー] ふっと飛び込んでくるワンフレーズ “現場の音楽”HIT『Be!!』[インタビュー] 深くて豊かな音楽を目指した“名盤” 石橋 凌『may Burn!』
[インタビュー] 私は変わり続ける。それは“出会い”を意味しているから――コリーヌ・ベイリー・レイ[インタビュー] 美しさと暴力性、Ramzaの“手”に触れる『pessim』
[インタビュー] 自分の存在を“やり続けること”で知らせる――ISSUGI×MASS-HOLE[インタビュー] ヒップホップとしてかっこよくいられたら――C.O.S.A.『Girl Queen』
[インタビュー] 今のラフィンノーズは超おもしろい――“50代のラフィンロール”を体現した新作『50’s ROLL』[インタビュー] 自分の中にある伝統と革新―― 島 裕介が新世代ミュージシャンを率いて『Silent Jazz Case 3』を発表
[インタビュー] たまには母ちゃんにみたらし団子を買ってかったりしぃや!――SHINGO★西成が3年をかけて辿り着いた『ここから・・・いまから』[インタビュー] “大人ってカッコいい”と思えるような歌 ISEKI×中田裕二『AOR FLAVA』
[インタビュー] 研ぎ澄まされた4人のアンサンブル――ライヴ・ベスト・アルバム『echoes』をリリースしたbohemianvoodoo[インタビュー] 児玉桃、マンフレート・アイヒャーとの出会いとドビュッシー&細川俊夫の音楽を語る
※ 弊社サイトでは、CD、DVD、楽曲ダウンロード、グッズの販売は行っておりません。
JASRAC許諾番号:9009376005Y31015