皆が忘れていたような世紀の珍品でさえ、いつの間にやらDVD化されている現代日本。ってことは名作ともなれば即刻DVD化が珍しくないはずですが・・・・。ようやく日の目をみる“探偵モノ”の傑作!!!録画しといたビデオも今やボロボロな僕らに神の手が降りてきました！高倉健でもなければ、渥美清でもない、古谷一行も豊川悦司も片岡鶴太郎も認めない！やっぱり“金田一耕助”は“石坂浩二”でなければいけません!!!脇にはもちろん加藤武！そうです、市川崑・監督／石坂浩二・主演の角川映画『金田一耕助シリーズ』がDVDになって帰ってきます！『金田一耕助の事件匣 劇場版 DVD-BOX』（TDV-2746D \19,600（税抜））！余裕で待てる、11月21日リリース。嬉しすぎて海に叫びたくなるDVD化！今年の秋〜冬は、頭ボリボリかきながら、袴姿でのんびりDVD鑑賞に浸りましょう。必携!!!
　シリーズ第1弾となった『犬神家の一族』（写真はサウンドトラック）は“BOX”には収録されなかったものの（2000年にDVD化されています（KABD-78））、残り4作品はお見事BOX入り。ブドウ酒の樽に浸かった死体が子供心に深く刻まれた『悪魔の手毬唄』（DISC1）、釣り鐘を見れば恐怖におびえる『獄門島』（DISC2）、犯人役大集合『女王蜂』（DISC3）、ラストを飾った『病院坂の首縊りの家』（DISC4）、そして特典DISC！合計5枚組でドン！“解説書”なるものも封入される予定。特典映像の内容はまだ未定ってのも、またそそられてしまう悲しいサガ。“初回限定生産”なので、即買いは当たり前、借金してでも入手しときたいブツですよ。

　印象的なオープニング、切ないエンディングまで、シリーズ史上私的最高作『悪魔の手毬唄』を綺麗な画像で観れるとは・・・・。ついつい、マスで量ってジョウゴで飲んでしまいそうなオドロオドロしさ。なんか違う気もする、漫画化作品・つのだじろう『悪魔の手毬唄』など、沢山存在する関連作品と一緒に味わうのもまた一興。是非是非是非！