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香港インディーズ界の奇才、スカッド監督による映画最新作『ユートピア』公開決定

2015/11/24 14:18掲載

　おびただしい裸体が登場する作品群で知られる香港インディーズ界の奇才、スカッド（SCUD / 雲翔）監督による第6作目となる映画『ユートピア』が2016年1月16日（土）より公開されます。

　スカッド監督が敬愛する三島由紀夫と、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー、デレク・ジャーマンに捧げられている本作は、自伝的作品である『パーマネント・レジデンス』、ドラッグと愛を描いた『アンフェタミン』に続く、3部作・完結編のパイロット版とも言われており、新しい愛の在り方を模索するパーソナルな世界を描きながら、今後の新たなシリーズへの出発点にもなっています。

（C）アートウォーカー

■『ユートピア』
2016年1月16日（土）より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開

［ストーリー］
ヒンズ（アドニス）は香港の大学生。このところ、淫夢に悩まされている。裸の自分が仮面の男女にいたぶられているのだ。ガールフレンドのジョーイ（フィオナ・ワン）からは、三島由紀夫の小説ばかり読んでいるからだと責められる。そんなある日、大学に古代ギリシャ文化を研究しているミン教授（ジャッキー・チャオ）が赴任して来る。最初の授業で彼は、裸の男性と抱き合っている自身の写真をスクリーンに映し自分はゲイだと宣言、皆を驚かせる。カトリックのジョーイは露骨に不快感を訴えて退席するが、ヒンズは留まっていた。ヒンズはジョーイの非礼を詫びるためミンを訪れるが、ミンは三島由紀夫を愛読するヒンズに興味を抱く。ミンに誘われて、ヒンズはクルージングやタイ旅行に出かけるが、ミンの乱交ぶりには違和感を感じていた。しかし、三島由紀夫の「暁の寺」のモデルとなった寺院を訪れた時、ヒンズは気分が高揚してミンにキスをし、ついに肉体関係を持ってしまう。しかしそれは、香港では違法行為だった……。

監督・原案・製作: スカッド
撮影: ネイサン・ウォン
出演: アドニス / ジャッキー・チャオ / モウ・チン / フィオナ・ウォンほか

提供・配給: ミューズ・プランニング
宣伝: 村井卓実

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