『ヤング・アメリカン』(1975年)リリース当時の
デヴィッド・ボウイの愛人として知られ、同作にバック・ヴォーカルとして参加していた、黒人モデル兼シンガーのアヴァ・チェリー(Ava Cherry)。彼女のファースト・アルバムで、ボウイがプロデュースした『People from Bad Homes』がリマスター盤として復刻されます!
アルバムはバック・バンドのアストロネッツ(The Astronettes)を率いての作品で、レコーディングは1973年11月および1974年に行なわれています。アルバムにはアレンジャーとしてトニー・ヴィスコンティが参加しており、ボウイの他、
エインズレー・ダンバーや
ハービー・フラワーズなどといったボウイ周辺のミュージシャンも参加。ボウイ、
フランク・ザッパ、
ビーチ・ボーイズ、
ロイ・ハーパー、
ブルース・スプリングスティーンらのカヴァー曲ほかを披露しています。
長年にわたり権利問題等でお蔵入りしていた本作は1995年に正式リリース。それから約14年ぶりの再CD化となる今回のリマスター盤は
『Astronettes Sessions』(写真)というタイトルでのリリースで、『People from Bad Homes』全曲プラス1曲の全12曲が収められます。発売は英国にて6月15日。ボウイ好きなら、このチャンスに押えておきましょう!
●
『Astronettes Sessions』01. I am a laser (David Bowie)
02. Seven Days (Annette Peacock)
03. God only knows (Brian Wilson & Tony Asher)
04. Having a good time (David Bowie)
05. People from bad homes (David Bowie)
06. Highway Blues (Roy Harper)
07. Only Me (David Bowie)
08. Things to do (David Bowie)
09. How could I have been such a fool (Frank Zappa)
10. I’m in the mood for love (Macintosh / Fields)
11. Spirits in the night (Bruce Springsteen)
12. I am Devine (David Bowie)