LFO 2003/07/10掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
沈黙を続けている間に、同名のボーイズ・グループ(ライト・ファンキー・ワンズの略で“LFO”)が出てきてしまって、ファンを大いに混乱させた、イギリス・リーズ出身のテクノ・ユニット
“LFO”。特長ある低音を生かした“ブループ・ハウス”というシーンを築き上げた功績もさることながら、名門テクノ・レーベル“ワープ”の経済的基礎を築いたとされるヒット・メイカーとしても、その名が知れている彼ら。最近では、メンバーのひとりである“マーク・ベル”が、ビョーク・サウンドを支える重要人物として知られるようになるなど、多くの方々が新作を待っていたのではないかと思うのですが、そんな彼らのニュー・アルバム『Sheath』が、ついに9月22日にUKにてリリースされることになりました。今回もワープ・レコードからのリリースとなりますよ!!
ワープ・レコードの公式HPに掲載された新作のインフォメーションでは、もうひとりのメンバーであった“ジェズ・ヴァーレイ”については何も触れていないので、どうやら今回はマーク・ベルのソロ・ユニットでの再始動となる模様(やはり、97年に解散していたというのは本当だった?)。とはいえ、LFO名義の新作がリリースされるのは、96年発表の2ndアルバム
『アドヴァンス』以来じつに約7年ぶりのことなので、ファンとしてはとにかく嬉しいの一言のはず。まぁ確かに、その2ndアルバムも、クラフトワーク・チルドレンを狂喜させた91年のデビュー作
『フリケンシーズ』(写真)から5年という長きインターバルを置いていた、という前科がすでにあるので、これくらいは掛かるのは仕方がないことなのかも知れませんが、それにしても待たせ過ぎ。だから、待ちきれなくて、間違えて、同名のボーイズ・グループのCDを買ってしまった人まで現れてしまうのです(事実!)。待ちに待った作品なだけに、日本盤も期待です!