リッチー・フューレイ 2004/07/27掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
バッファロー・スプリングフィールド、
ポコ、そして
J.D.サウザー、
クリス・ヒルマンと結成した
サウザー・ヒルマン・フューレイ・バンドと、いずれもカントリー・ロック史における重要バンドに参加。76年からはソロへと転じ、持ち前の艶やかな歌声の詰まった佳作を残している
リッチー・フューレイが8月中旬に新作『I Am Sure』をリリースする(写真は76年発表作『I've Got A Reason』)。
80年代に入ってクリスチャン・ミュージックの道へと進んだ彼は、牧師としての活動を続けながら82年と97年にもアルバムを発表。今回の『I Am Sure』は、それ以来7年ぶりとなるアルバムだ。前2作がいずれも宗教色の強い内容だったため、今作も当然そうなるとは思われるのだが、ことサウンド/メロディに関してはバッファロー・スプリングフィールドやポコ時代に通じるカントリー・ロックのエリアにとどまらない秀逸なポップ・センスが発揮されたものであろうことも、前2作を聴いていればきっと予想が付くはず(HP内では一部試聴が可能)。過去の人脈も関わったさりげなく豪華な録音陣になっていそうなので、カントリー・ロック・ファンはチェックを。“超”自主制作盤なので購入は彼のHPに直接申し込むのが早道かと。
また8月10日には前2作『Seasons Of Change』『In My Fathers House』も再発となり、後者は詳細不明ながら“デラックス・エディション”仕様での再登場。また、前者はこれがめでたい初CD化。曲目だけ見れば“神様”にまつわるものばかりだが、どちらもメロディアスな好盤なり。