メゾン設立から65年、初めてカメラの潜入を許した「Dior(ディオール)」のドキュメンタリー映画『ディオールと私』が来年3月に公開されます。
――2012年7月2日のパリ。ディオールの秋・冬オートクチュール・コレクションの発表は、世界のファッション関係者から注目を集めていた。新しく就任したアーティスティック・ディレクターのラフ・シモンズによる初コレクションが、どのような展開になるのか固唾をのんで待っていたのだ。ベルギー出身、ミニマリストとして知られるデザイナーがどのようなドレスをランウェイに出してくるのかを――。
今年4月に行なわれた〈ニューヨーク・トライベッカ映画祭〉のオープニング作品としてワールド・プレミア上映を飾り、“真のファッション・ドキュメンタリーついに登場”(『NYMg』)との評価を受けた『ディオールと私』。フレデリック・チェン監督は昼夜を問わずラフ・シモンズと、お針子たちを追い、彼らの緊張、心配、疲労、そして歓喜の姿を記録。
一着のドレスが完成するまでに一日一日の作業を丁寧に積み重ねていく、人々の情熱と誇り。世界が注目するディオール・オートクチュールの舞台裏に迫った、観るものへ敬意と感動を呼び起こすドラマティック・リアル・ストーリーへご注目ください。
(C)CIM Productions