異なるカラーが楽しめるBuono!の両A面シングル「初恋サイダー/ DEEP  MIND」

Buono!   2012/01/24掲載
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 Berryz工房嗣永桃子夏焼雅℃-ute鈴木愛理によるロック・ユニットBuono!。2007年の結成以来コンスタントに作品を発表し続ける彼女たちが、爽快でポップな「初恋サイダー」と、切れ味鋭いハードな「DEEP MIND」からなる両A面シングル「初恋サイダー/DEEP MIND」をリリース。ロック・ニットということで、サウンドはもちろん、ヴォーカルも普段の活動とは違う自由なスタイルの歌を聴かせる、ハロー!プロジェクト内でも独自の個性がキラリと光るユニットだ。2月には初のパリでのライヴも決定した、Buono! インタビューでは、バラエティ番組でブレイク中の嗣永の“ももち節”が炸裂。そんな彼女たちに話を聞いていこう。




――Buono!のニュー・シングル「初恋サイダー/ DEEP MIND」は両A面ということで、まずは爽快なナンバー「初恋サイダー」の話から聞かせてください。
夏焼雅(以下、雅) 「今回の両A面は、色で例えるなら白と黒ってハッキリ違いの出た曲調になってるんです。<初恋サイダー>は爽やかなアップテンポの曲で、メロディが耳に残る曲ですね。サイダーみたいな弾けたシュワシュワした感じだし、歌詞は女の子でも男の人でも聴いたら可愛らしくてキュンキュンしちゃうと思います。今までにない曲調だし好きですね」
鈴木愛理(以下、愛理) 「Buono!はいつもロックをテーマにやってるけど、前作の<夏ダカラ!>がメロディアスな曲だったので、またBuono!らしいを曲をいただけたなと思いました。ロックといっても<初恋サイダー>はガンガンしたロックじゃない、自然と笑顔が出るような曲調なんです。“キスをあげるよ”ってフレーズも「」(カッコ)がついてるところがよくて、歌詞カードを見てもらうとすごく印象に残ると思います。恋の歌だけど、すごく元気になれる曲ですね」
 
嗣永桃子(以下、桃子) 「強気な女の子の初恋の歌だからキュンキュンするなっていうのもあったんですけど、初めて聴いたときはサイダーのCMオファーが来ないかなと思いました(笑)」
――いきなりそこですか(笑)。
桃子 「ハイ。ぜひCDジャーナルさんのインタビューを通じてサイダー会社の方にこの思いを伝えられたなって。サイダーの爽やかなイメージにぴったりなので」
――さっそく、ももち節が飛び出してますね(笑)。では、歌ではどんなところにこだわりましたか。
「私は自然のまま歌いきったんです。普段Berryz工房のときは、声を可愛く歌うことが多いんですけど、Buono!は自由に歌うことが多いので、自分らしく、変にキメ過ぎない感じで歌いました」」
愛理 「Buono!はレコーディングのときに固い縛りがなくて、曲のコンセプトに合ってれば、あとは自分が表現したいように歌うことができるんです。なので今回も、のびのびと歌いましたね。それで3人の声が重なったときに、Buono!になるんだなって改めて感じました。直球の歌がBuono!らしいので、聴いてる人にもドーンと伝わるといいなと思います」
桃子 「今回はハモりがあって、私はメインのラインを歌って、2人がハモってるんですけど、私、音程につられるクセがあるんです(笑)。そうならないよう気持ちを入れて精一杯がんばって歌いました。あと、もうすぐバレンタインデーなので、女の子は“キスをあげるよ”のところを、“チョコをあげるよ”に替え歌して好きな男の子にチョコを渡せば100発 100中で恋が実ると思いますね〜。でも、フラれた場合、私はまったく責任を負わないので、その辺はよろしくお願いします(笑)」
――提案はするけど責任は取らないと(笑)。あと「初恋サイダー」のMVには、bloodthirsty butchers / toddleの田渕ひさ子さんがバンドのギターで出演されてますね。
桃子 「そうなんです。実は私たちのマネージャーさんが田渕さんの大ファンなんですよ。なので、私たちが日頃の感謝を込めて、“マネージャーさんが大ファンなんです!”と田渕さんに伝えて2ショット写真のキューピットになりました(笑)」




――意外な組み合わせができるのもBuono!ならではですね。ではクールでハードなサウンドの「DEEP MIND」について話を進めましょう。
「こっちは黒なイメージで、Buono!が目指してるロックな感じの曲ですね。久々に激しいロックが戻ってきて、テンションが上がりました。男前な感じがしてカッコいいなって」
愛理 「この曲はBuono!の初主演映画『ゴメンナサイ』の主題歌にもなってるんです。映画はホラーで怖い内容なんですが、歌詞が映画とリンクしてる部分があるんです。言葉の多い歌詞を早いメロディで歌うのでパワー感を感じましたね。ただ、難しい漢字が多くてそれが苦労しました(笑)。ライヴで歌ったことがあるんですけど、ファンのみなさんを見られないくらい、私たちも入り込んじゃう曲で。今までいろいろなロックを歌わせてもらった中でも、かなりハードな方なので、さらにエンジンかけて歌わなきゃって思います」
桃子 「私いつも天使のように可愛いんですけど、この曲はハード・ロックなので、ここばかりは“ブラックももち”を発揮しないとなって」
雅&愛理 「あああ、始まった(笑)」
桃子 「(無視して)カッコよく決めてるので、凛々しい“ブラックももち”を感じてほしいです」
――(笑)。ハードに歌うことの難しさはありましたか?
桃子 「ガーッと勢いよく歌ったので、ノドがカラカラになって水をいっぱい飲みました(笑)。でも、歌ってても気持ちよかったです」
愛理 「低いところから高いところまで歌のレンジが広いんです。自分があまり使わない低い声を発見できましたね。低い声は苦手なんですけど、どんどん鍛えてもっとカッコよく歌えたらなって。ディープにいきたいですね」
――“ディープ愛理”ですか。
桃子 「ちょっと〜“ブラックももち”に対抗するのやめて〜」
愛理 「いや、ディープ愛理を目指します(笑)」
「(笑)。私は低い声が得意で、この曲を聴いた周りの人から“歌い方が変わったね”って言われたんです。“太さがあって女の子らしさがない感じがした”って。それがうれしかったです。<初恋サイダー>も<DEEP MIND>も、どちらも今までと違う歌い方が出せたので、個人的にはそういうとこも聴いてほしいですね」
――さて、Buono!は、バック・バンドを率いてライヴをやるのが特徴です。1月28日からはツアーも始まりますが、2 月12日にはなんとパリでのライヴがありますね。
「そうなんです! ヤバいです、みんな焦ってます(笑)。Buono!としては初の海外ライヴなので。とにかく日本でやってることをそのまま見てほしいんですけど、パリでしかできないパフォーマンスも見せたいなと思います」
愛理 「私は℃-uteでも海外で単独ライヴをしたことがないし、海外が初なので、ウキウキしてます(笑)。ライヴも思いっきりやりますけど、せっかくなのでフランス気分を楽しみたいですね。ショッピング的なこととか(笑)」
桃子 「フランスの方はYou Tubeの映像で私たちを観てくれてると思うので、生はショボいなと思われないライヴをしたいなと思います。あと、日本で一番可愛いのはももちだという情報をフランスに植え付けて帰りたいと思います!」
愛理 「ずっとそればっかり言ってるんですよ(笑)」
――こうなったら、パリにいろいろ植え付けて来てください(笑)。ちなみに、みなさん普段はどんな音楽が好きなんですか。
加藤ミリヤさんや安室奈美恵さんが大好きなんです。安室さんはライヴも行かせてもらったんですけど、圧倒されちゃって“可愛い”しか言葉が出ませんでした(笑)。あとAIさんも大好きですね。大胆に歌ってる人が好きです」
桃子 「私はライバルの芦田愛菜ちゃんと鈴木福くんの歌ってる<マル・マル・モリ・モリ!>が好きです。愛菜ちゃんにジェラシーの炎をメラメラ燃やしつつ、でも、やっぱり可愛いですね〜」
愛理 「私は最近、映画でジャック・ブラックさんを初めて観てメチャ好きになったんです」
――おー、何を観たんですか。


愛理 「『テネイシャスD 運命のピックをさがせ!』なんですけど」
――大名作じゃないですか。
愛理 「コメディなのに熱いし、あの人は音楽を好きって気持ちだけで歌ってるのがすごくて。あの映画を観て、私ももっと音楽をやりたいって思ったんです。メロディがすごく好きで。映画の主題歌をiTunesストアでも買っちゃいました(笑)」
――ナイスです! テネイシャスDは、アメリカの本当のフェスにも出たことがあるんですよ。
愛理 「そうなんですか! 私、結構前から思ってるんですけど、Buono!で夏フェスにメッチャ出たいんです。ロックの人がいっぱい集まる中で歌いたいんです。出るからには恥じないようなステージにしたいし、出れたら成長にも繋がるし。本当にいつか出たいですね」
取材・文/土屋恵介(2012年1月)
【ツアー情報】
<Buono! LIVE 2012 “R・E・A・L”>

●日程:1月28日(土)
●会場:横浜BLITZ
●時間:[1st]開場14:00 / 開演15:00 [2nd]開場17:30 / 開演18:30
●問い合わせ:オデッセー [TEL]03-5444-6966

●日程:1月29日(日)
●会場:横浜BLITZ
●時間:[1st]開場13:30 / 開演14:30 [2nd]開場17:00 / 開演18:00
●問い合わせ:オデッセー [TEL]03-5444-6966

●日程:2月18日(土)
●会場:なんばHatch
●時間:[1st]開場14:00 / 開演15:00 [2nd][2nd]開場17:30 / 開演18:30
●問い合わせ:キョードーインフォメーション [TEL]06-7732-8888

●日程:2月25日(土)
●会場:Zepp Tokyo
●時間:[1st]開場14:00 / 開演15:00 [2nd][2nd]開場17:30 / 開演18:30
●問い合わせ:オデッセー [TEL]03-5444-6966

●料金(全公演共通):一般席・ファミリー席 税込6,350円(税込)
1Fスタンディング(整理番号付)
2Fファミリー席
※1ドリンク付
※6歳未満入場不可
(6歳以上チケット必要)
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