ECMレコーズが、新しいオーディオファイル・ヴァイナル・リイシュー・シリーズ「Luminessence」をスタートさせます。4月28日(金)に発表される第1弾は、
ケニー・ホイーラー『Gnu High』(1975年作)と
ナナ・ヴァスコンセロス『Saudades』の(1980年作)2タイトル。
『Gnu High』はトランぺッター、ケニー・ホイーラーのECMデビュー・アルバムで、ピアノの
キース・ジャレット、ベースの
デイヴ・ホランド、ドラムの
ジャック・ディジョネットとのカルテットによるもの。このアルバムで、ホイーラーは叙情的な即興演奏家 / ジャズ作曲家としての評価を確かなものとしました。『Saudades』は、ブラジルの打楽器奏者ナナ・ヴァスコンセロスが、オーケストラの中でビリンバウを聴くという夢をかなえた作品。
エグベルト・ジスモンチが弦楽器の編曲を担当し、共同作曲家、サポート・ソリストとして参加しました。
「Luminessence」ではこの2タイトルを皮切りに、今後、キース・ジャレットの初のソロ・ピアノ・ライヴ作品で今年録音50周年を迎える『Bremen-Lausanne』(邦題:『ソロ・コンサート』)3枚組ボックス・セット、初ヴァイナル化となる
ヤン・ガルバレクの『Afric Pepperbird』、ガルバレクとアヌール・ブラヘムの『Madar』、
ザキール・フセインの『Making Music』、
ゲイリー・バートンの『New Quartet』、
ドン・チェリー、
デューイ・レッドマン、
チャーリー・ヘイデン、
エド・ブラックウェルによるOld And New Dreamsのセルフ・タイトル・アルバム、さらに、このシリーズ名の由来となった、キース・ジャレットがヤン・ガルバレクのために書いたストリングス・アレンジメントをガルバレクが即興で演奏した1975年のアルバム『Luminessence』などが発売される予定です。
また、本シリーズのスタートを記念したリスニング・イベントがロンドン、ベルリン、東京の3都市で開催されます。日本での開催は、4月21日(金)東京・南青山 Baroom。ナビゲーターに原雅明を迎え、極上のサウンドシステムで「Luminessence」シリーズのヴァイナルを聴くことができます。