本作『Magazine』は、全10曲ながら収録時間わずか11分という異例の作品。アルバムはオープニング曲「Ghost of Love」のフェードインで幕開け、まるでどこかで鳴り続けている音の断片を偶然切り取ったかのような感覚でスタート。バンドは本作を、始まりと終わりが存在する従来のアルバムというよりも、終わりなく続く音楽世界の一部分として捉えています。サム・ピカードによる無駄を削ぎ落としたドラム、サグイヴ・ローゼンストックの剥き出しのプロダクション、空襲警報を思わせるジャック・トビアスのシンセサイザーなど、そのサウンドは前作以上に研ぎ澄まされており、これまでリヴァーブやディレイの奥に隠されていたザック・ボルゾーンのヴォーカルが明瞭に前面へ押し出されているのも特筆すべきところ。
[収録曲] 01. Ghost of Love 02. Stillness Blues 03. Innocent Sigh 04. Hips on a Wheel 05. Ballerina 06. Give Blood 07. Magazine 08. Sewer Tree 09. Burns 10. To the Devil