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オースティン・ペラルタの傑作がザ・シネマティック・オーケストラら参加の貴重音源をプラスし再発&初LP化

オースティン・ペラルタ   2023/11/02 13:21掲載
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オースティン・ペラルタの傑作がザ・シネマティック・オーケストラら参加の貴重音源をプラスし再発&初LP化
 22歳で急逝した伝説の若き天才ピアニスト、オースティン・ペラルタ(Austin Peralta)の傑作『Endless Planets』が、2024年2月9日(金)にフライング・ロータス主宰レーベル〈ブレインフィーダー〉よりデラックス・エディションとして再発&初LP化されることが決定。ボーナストラックとして収録される、伝説のスタジオBBC Maida Vale Studiosにて録音された未発表のセッション音源4曲のうち「The Garden (Jondy・BBC Maida Vale Session)」が公開されています。

 今年15周年を迎えた〈ブレインフィーダー〉の歴史において、2011年に発表され本作は、画期的な存在であり、レーベルにとって初のジャズ作品という記念すべきアルバム。友人であるサンダーキャットのデビュー・アルバム『The Golden Age of Apocalypse』より数ヵ月、カマシ・ワシントンの傑作『The Epic』より4年も前にリリースされた本作は、好奇心旺盛なフューチャリズムと驚異的なオリジナリティ、そしてジャズの伝統に対する純粋な敬意を、ものの見事に融合させており、その意味においても〈ブレインフィーダー〉のその後を決定づけた最重要作品の一つと言えます。サンダーキャットは「サウンドの広大な探検。ペラルタはこのプロジェクトを通して、彼が何者であるかを明確に表現してる。俺が何年もそうしてきたように、君もこのアルバムを愛してくれることを願っているよ。『Endless Planets』をありがとう、オースティン」とコメントしています。

 今回、デラックス・エディションには、初リリースとなる楽曲4曲が追加収録。2011年7月にロンドンの伝説的スタジオBBC Maida Vale Studiosで録音されたセッション音源で、オースティンの指揮のもと、リチャード・スペイヴン(ds)、トム・メイソン(b)、ジェイソン・ヤード(as)ら気鋭ミュージシャン、さらにザ・シネマティック・オーケストラのジェイソン・スウィンスコー(electronics)とハイディ・ヴォーゲル(vo)も参加した貴重な音源となっています。また、オースティン・ペラルタとフライング・ロータス、サンダーキャットが共同で作曲し、フライング・ロータス『Until the Quiet Comes』に収録されたオリジナル・ヴァージョンでは、サンダーキャットがヴォーカルを務めた「DMT Song」も含まれます。

[コメント]
芸術は、世俗的なしきたりの中に分類されるべきではないと思う。真の芸術はカテゴライズされることを拒み、あらゆる境界を越えていく。だから世俗的かそうでないか、という目線で語られるようなものじゃない。芸術に身を委ね、どこまでも流されていくと、それまでに体験したことのないような経験になるかもしれない。それは無限の世界への入り口になる可能性があるんだ。
――オースティン・ペラルタ


Spencer Davies

■2023年2月9日(金)
オースティン・ペラルタ
『Endless Planets (Deluxe Edition)』

CD BRC751 2,860円(税込)
LP限定盤 BF014BR 6,600円(税込)(数量限定 / DLコード付き / 日本語帯付き / 解説書封入)
LP輸入盤(DLコード付き) BF014 6,270円(税込)
5,700 +tax
6,600円(税込)
www.beatink.com/products/detail.php?product_id=13761

[収録曲]
01. Introduction: The Lotus Flower
02. Capricornus
03. The Underwater Mountain Odyssey
04. Ode To Love
05. Interlude
06. Algiers
07. Epilogue: Renaissance Bubbles
08. Algiers (Jondy・BBC Maida Vale Session)
09. DMT Song (Jondy・BBC Maida Vale Session)
10. Eclipses (Jondy・BBC Maida Vale Session)
11. The Garden (Jondy・BBC Maida Vale Session)
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