EVISBEATSが、制作を永らく共にするNagipan(ex.
MICHEL☆PUNCH)と“EVISBEATS & Nagipan”と“Akira Yoshimura & Shuhei Miida”という名義でアンビエント2作品を12月5日(金)にリリース。
“EVISBEATS & Nagipan”名義でのリリースとなる「多変数」は、2人が毎週のように音を重ねる中で出会った竹のリード楽器〈ケーン〉の響きに導かれた、“感じる”と“考える”が溶け合う感情のすべてが自然に流れ込んでいくのを感じた瞬間が起点になった楽曲。制作の途中に思わず顔を見合わせたというその瞬間。ケーンの息とピアノの粒が、軽快なリズムの上で絡み合い、有機的な律動の中に、どこか荘厳な透明感がそっと広がる、無数の情緒がひとつに溶け合い、静と動のあいだに生まれた至極のアンビエントビートとなっています。
“Akira Yoshimura & Shuhei Miida”名義でのリリースとなる「風と雨」は、ビートのない呼吸、間の揺らぎ、音のにじみ...機械の精度ではなく、人の心が持つ“情緒のリズム”を記録する試みが刻まれた全3曲収録の作品。フィーチャリングにギタリストのTAKU(
韻シスト)を迎え、ケーン、ピアノ、ローズ、ギターによる、グリッドの外に広がる世界で"情緒"という人間固有の揺らぎをテーマにしたアンビエント作品。
風が通り、雨が落ちる。そのあいだで音は静かに生まれ、消えゆきながら、また還っていく。何かを作ろうととせず、いま感じていることだけに耳を澄ませ、ただ呼吸を合わせて演奏した3曲を収録しています。