fripSideが、今ツアーをもってヴォーカルの
南條愛乃の卒業が発表されていた〈fripSide Phase2 Final Arena Tour 2022-infinite synthesis:endless voyage-〉のファイナル公演を、4月23日・24日の2日間、埼玉・さいたまスーパーアリーナで開催しました。
ツアー前半戦となる4月2日の愛知国際展示場ホール、4月9日の兵庫・神戸ワールド記念ホール公演では2022年3月にリリースになったアルバム『
infinite synthesis 6』を中心にステージが構成されていましたが、今回のさいたまスーパーアリーナ公演では2日間で南條愛乃がヴォーカルを務めた第2期fripSideの約13年を振りかえるような内容となっています。
[ライヴ・レポート] Day1の1曲目では第2期fripSideの第1弾シングルである「only my railgun」でスタート。そのまま3rdシングル「future gazer」まで『とある科学の超電磁砲』の楽曲が演奏されると、その後もシングル曲を中心にリリースを追いかけるような形でステージは進行。
中盤では八木沼悟志のピアノの音色に合わせ「whitebird」「Colorless fate」、そして第2期のラスト・アルバム『infinite synthesis 6』の中から南條愛乃が自身の気持ちを綴ったという「Dear All」などのミディアム&バラードでしっとりと聴かせる。
衣装チェンジのあとは「sister’s noise」から再びシングル曲を中心に、最新シングル「Leap of faith」で本編を締めくくった。
続く2日目は、12枚目のシングル「clockwork planet」でスタートすると、前日の疲労など微塵も感じさせることなく、南條愛乃の力強いヴォーカルが会場に響き渡り、Day1同様にシングル曲を中心にリリースの沿った形でステージは進む。そして22曲目の「infinite synthesis」では途中から第3期ヴォーカルの上杉真央、阿部寿世の両名が登壇し、第2期と第3期の突然のコラボに。MCで改めて2名が紹介されると第3期の第1弾となる「dawn of infinity」を披露した。
その後は、「black bullet」を皮切りに、いよいよ最後のブロックへ。「Heaven is a Place on Earth」「LEVEL5-judgelight-」そしてラストでは「only my railgun」を披露。南條愛乃の最後の雄姿をファンは胸に焼き付けながら、声が出せない環境の中、精一杯のサイリュームのレスポンスで彼女の歌声に答えていた。
曲が終わり八木沼悟志が南條愛乃の13年間の活動をたたえ、彼女はファンに対しての感謝の言葉とともにステージは幕を下ろした。
なお、両日の模様はWOWOWにて7月(Day1)・8月(Day2)に放送&配信予定とのことである。