ニュース

映画監督、深作健太によるオペラ演出作第2弾『ローエングリン』が2月に開催

深作健太   2018/02/09 12:50掲載
はてなブックマークに追加
映画監督、深作健太によるオペラ演出作第2弾『ローエングリン』が2月に開催
 映画『バトル・ロワイアル』シリーズの監督・脚本などで知られる映画監督・深作健太のオペラ演出作第2弾〈東京二期会オペラ劇場 リヒャルト・ワーグナー作曲 ローエングリン〉が、2018年2月21日(水)より東京・上野 東京文化会館大ホールにて上演開始。25日(日)まで全4公演が決定しています。指揮はドイツオペラの名匠・準メルクル

 ワーグナーの台本・作曲による『ローエングリン』は、領主が亡くなり荒れたブラバント公国で弟殺害の容疑をかけられた公女エルザが、夢に見た“白鳥の騎士”(=ローエングリン)の助けを借りて疑惑を晴らすものの、“けっして自分の名前や素性を尋ねてはならない”という騎士との約束を破ってしまうというストーリー。

 今回の演出は、ドイツ帝国への編入や普仏戦争により混乱の状態にあった19世紀末のバイエルン王国において、ワーグナーに心酔していたバイエルン国王ルートヴィヒII世が、建設途中のノイシュヴァンシュタイン城で『ローエングリン』の譜面を繰りながら破滅の間際に見た“夢”という設定を基に、作品全体を読み替えていくもの。“狂王”と呼ばれたルートヴィヒII世が、自分の生涯を思い起こしながら、自身を憧れの英雄ローエングリンに重ねてゆくというコンセプトです。

 演出の深作は「彼(ルートヴィヒII世)は実際に中世に憧れ、国家財政を傾けてまでローエングリンになりたかった、そしてなれなかった男です。ワーグナー作品の中で唯一、愛による“救済”がないといわれる『ローエングリン』。今、僕たちは混迷に生きる21世紀の日本で、物語の最後に、どんな“フューラー(指導者)”を見出すのでしょう?」と語っています。

東京二期会オペラ劇場「ローエングリン」
東京 上野 東京文化会館 大ホール
www.nikikai.net/lineup/lohengrin2018/index.html

2018年2月21日(水)18:00〜
2018年2月22日(木)14:00〜
2018年2月24日(土)14:00〜
2018年2月25日(日)14:00〜

台本・作曲: リヒャルト・ワーグナー
オペラ全3幕 / 日本語字幕付き原語(ドイツ語)上演
最新ニュース
※ 掲載情報に間違い、不足がございますか?
└ 間違い、不足等がございましたら、こちらからお知らせください。
※ 当サイトに掲載している記事や情報はご提供可能です。
└ ニュースやレビュー等の記事、あるいはCD・DVD等のカタログ情報、いずれもご提供可能です。
   詳しくはこちらをご覧ください。
[インタビュー] 田中彩子  デビュー10周年を迎え「これまでの私のベスト」な選曲のリサイタルを開催[インタビュー] 宮本笑里  “ヴァイオリンで愛を奏でる”11年ぶりのベスト・アルバムを発表
[インタビュー] YOYOKA    世界が注目する14歳のドラマーが語る、アメリカでの音楽活動と「Layfic Tone®」のヘッドフォン[インタビュー] 松尾清憲 ソロ・デビュー40周年 めくるめくポップ・ワールド全開の新作
[インタビュー] AATA  過去と現在の自分を全肯定してあげたい 10年間の集大成となる自信の一枚が完成[インタビュー] ソウル&ファンク・ユニットMen Spyder 初のEPを発表
[インタビュー] KMC 全曲O.N.Oによるビート THA BLUE HERBプロデュースの新作[インタビュー] 魚返明未 日本の新世代ジャズを牽引するピアニストが、新たなトリオでアルバムを発表
[インタビュー] みやけん 人気ピアノYouTuber 『俺のヒットパレード!』第4弾リリース![インタビュー] Billyrrom 注目の新世代バンドに聞く新章突入と〈HEADZ 〜NEW HOT WAVE〜〉出演への思い
[インタビュー] 町あかりの歌謡曲・春夏秋冬 春のテーマは「ディスコ」![インタビュー] Arvin homa aya  実力派シンガーの話題曲 アナログで連続リリース
https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/tamagawa-daifuku/2000000812
https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
e-onkyo musicではじめる ハイカラ ハイレゾ生活
Kaede 深夜のつぶやき
弊社サイトでは、CD、DVD、楽曲ダウンロード、グッズの販売は行っておりません。
JASRAC許諾番号:9009376005Y31015