日本の
BOREDOMSにも影響を与えたニューヨークの伝説的ジャンク・ノイズ・バンド、
ミッシング・ファンデーション(Missing Foundation)の実に34年ぶりとなる日本流通盤『
HARD SURFACE』が、「SLUG TAPES」より3月18日(水)にリリースされます。
ミッシング・ファンデーションは、1987年の衝撃的なデビューアルバム『Missing Foundation(S/T)』をリリース後、精力的に活動し、現在までにオリジナル・アルバムを6枚を発表。その他には、KFMDM、
∈Y∋(BOREDOMS)とのコラボレーションEPも残しています。
その前身バンド“ドランク・ドライヴィング”は、1980年にピーター・ミッシングとクリス・イーガン、ボブ・バートらによりニュージャージー州ホーボーケンにて結成。1981年にニューヨークに拠点を移すと、毎週
スワンズや
ソニック・ユース、
ハート・アタックなどと共にライヴを行ないニューヨーク地下シーンの一翼を担いました。やがてボブ・バートはソニック・ユース、
プッシー・ガロアでの活動に専念するため脱退し、ピーターとクリスはメンバーを入れ替えドランク・ドライヴィングを継続、1983年に
1stアルバムであり唯一の音源をリリース。翌年、ミッシング・ファンデーションは結成されました。
1992年発表のアルバム『Go Into Exile』以来、実に34年ぶりとなる日本流通盤となる『HARD SURFACE』は、2021年に配信のみでリリースされたアルバムを、日本限定で世界初CD化したもの。この盤のみに2曲のボーナス・トラックも収録されます。
本作の購入特典として、ディスクユニオンはステッカー、タワーレコード渋谷店は缶バッチが先着特典として発表。また、ULTRA SHIBUYA(東京)ではバンドロゴTシャツとのバンドルセットの販売も決定しています。
なお、本作のリリースにあたり、宇川直宏(DOMMUNE)の以下のコメントも公開されています。
[宇川直宏(DOMMUNE)コメント]忘却されなかった20世紀末のあの身体の記憶が、なおも呼吸していたという確信!!!!!!!マティーニグラスを逆さにしたMF ROGOのTシャツを着て、芝浦GOLDへ向かった夜がある。胸に刻まれたアイコンが放っていたそのストイックな宣告が「THE PARTY'S OVER」というメッセージだったと知ったのは、皮肉にも翌年のことだった。あの頃、クラブミュージックとインダストリアルは、まだ互いの体温を探り合うように、ぎこちなく接続されはじめたばかりだった。当時ミッシング・ファウンデーションは廃ビルをスクワットして活動していると、彼らのアジトに取材に行ったBOREDOMSの∈Y∋氏に教えて頂いたが、文字通り20世紀末のフロアは快楽の残骸と鉄の匂いに満ち、メタルパーカッションは祝祭ではなく終焉の予兆であった。そんな時代を生き抜いたピーター・ミッシングが、いまなお音を放ち続けている。その事実に、僕はどうしようもなく未来を感じてしまう。
しかしそれは進歩ではない。そして更新でもない。
忘却されなかった20世紀末のあの身体の記憶が、なおも呼吸していたという確信だ。獣性を抑圧する文明に抗い、身体そのものを儀式へと投げ返す。相変わらずの、いや、むしろ研ぎ澄まされたリチュアル・インダストリアル!!!!!!! これは生成ではない。最適化とも無縁だ。音楽生成AIの対極に立つ、生身の肉体の咆哮なのだ!!!!!!!
アルゴリズムでは決して再現できない、汗と痙攣と衝動の残響をいまこそ全身で浴びよ!!!!!!!!!!!!!