永原真夏が、東京・下北沢の街を舞台に“月”をテーマにしたアート・フェスティバル〈ムーンアートナイト下北沢〉のテーマ・ソングとして書き下ろした「ムーンライト」を9月10日(水)に配信リリース。本作は、HIP LAND MUSICによるデジタルディストリビューション&プロモーションサービス「FRIENDSHIP.」がデジタル・リリースをサポートしています。
月の光を記憶や願いの象徴として描き、変わりゆくシモキタのなかで変わらない風景や思いを詰め込んだ楽曲は、イベント期間中に地域商店街で放送されるほか、9月26日(金)に下北線路街・空き地にて永原真夏がスペシャル・ライヴを開催。〈ムーンアートナイト下北沢〉の幻想的な月のインスタレーションの下で行われる特別なひと時を楽しめるライヴになっています。
[コメント]初年度から欠かさず観に行っており、楽しみにしていたムーンアートナイトに音楽で参加できることを、心の底から光栄に思います。
毎年ムーンアートナイトに訪れる際は、薄い長袖の衣を羽織っていた記憶があります。夜風が涼しくなり、夏の終わりの気配と共に胸の内に切なさが滲んでいく頃、ライトアップされたアートたちのオレンジ色の光が、夏の先の秋を照らしてくれるような、少し救われるような、太陽で火照った身体を鎮めてくれるような体験でした。
あの瞬間に、ふと流れている歌があるとしたら、どんなコードで、どんなメロディかな? と思い浮かべながら。下北沢という変わりゆく街で行われるアートフェスなので、新しくなっていくことと、懐かしさを感じることが共にあることをテーマに、作曲いたしました。
アートと街とともに、『ムーンライト』という曲が、秋の実りのひとつになりますように。――永原真夏