ベン・ワットとトレイシー・ソーンからなるデュオ・ユニット、エヴリシング・バット・ザ・ガール(Everything But The Girl)が、24年ぶりのニュー・アルバム『FUSE』を4月21日(金)に発表します。アルバムからの1stシングル「Nothing Left To Lose」がミュージック・ビデオとあわせて公開されています。
しばらくの間ソロで活躍していた2人によるエヴリシング・バット・ザ・ガールとしての再始動と新作について、2人は「皮肉なことに、2021年3月にレコーディングをスタートしたとき、このニュー・アルバムの完成されたサウンドについて、あまり関心事がなかったの。もちろん“待望のカムバック”といったプレッシャーは承知していたから、その代わりにあらかじめ方向性を決めないで、思いつきを受け入れる、オープンマインドな遊び心の精神で始めようとしたのね」(ソーン)、「エキサイティングだったね。自然なダイナミズムが生まれたんだ。私たちは短い言葉で話し、少し顔を見合わせ、本能的に一緒に曲を書いた。それだけでEverything But The Girlになったんだ」(ワット)とそれぞれ語っています。
制作初期はアンビエント・サウンドのモンタージュや、ベンがパンデミックにより隔離されている間に自宅でiPhoneで録音した即興のスペクトラル・ピアノ・ループが中心で、このアイディアは「When You Mess Up」や「Interior Space」といった楽曲になりました。しかし、制作が進んで自信がつくにつれ、アルバムのビートも変化し、公開された「Nothing Left To Lose」や「Caution To The Wind」などの作曲とプログラミングで最高潮に達しています。