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なにわ男子、全国ツアー〈POPMALL〉横浜アリーナ公演5日間開催 メンバー7人の創造力が詰まった演出に注目

なにわ男子   2023/08/14 12:16掲載
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なにわ男子、全国ツアー〈POPMALL〉横浜アリーナ公演5日間開催 メンバー7人の創造力が詰まった演出に注目
 7月27日より全国アリーナ・ツアー〈なにわ男子 LIVE TOUR 2023 ‘POPMALL’〉(読み: ライブツアー ニーゼロニーサン ポップモール)をスタートさせた、なにわ男子。8月9日〜8月13日までの5日間、神奈川・横浜アリーナで公演を行い計12万人を動員しました。

 2ndアルバム『POPMALL』を携えた本ツアーは、なにわ男子が作り出す架空のショッピングモール“POPMALL”がコンセプト。ファンが開演を待ちわびる会場に突如、“ポッピン・クルー(アンサンブルキャスト)”が現われ、ワクワク感を誘います。そして、暗転すると“POPMALL”で新発売されるアクリルスタンドの出荷作業を始めるポッピン・クルー。パッケージがステージ上に設置された次の瞬間、ケースの中にメンバーが登場。会場中が、大きな歓声に包まれました。

[ライヴ・レポート]
 道枝駿佑の「POPMALLへようこそ!楽しんでいってね〜」という声と共に、アルバムリード曲『Poppin' Hoppin' Lovin'』で幕開け。ポップでスタイリッシュなサウンドにのせて、メンバーたちが軽やかなダンスでステージを動き回り、会場にハッピーな空気を振りまく。横浜最終公演では、藤原丈一郎が「横浜ラスト〜。なにわ男子に負けるなよ〜!」と呼びかけると、ファンから「イエーイ」と気合いの入った声が返ってきた。

 さまざまなショップを巡るように、なにわ男子のバラエティに富んだ楽曲とパフォーマンスを楽しめるのが今回の醍醐味。そのための仕掛けも、ライブ随所に散りばめられていた。『Super Drivers!!』ではトイストアから飛び出したような、キュートな7台のミニバギーで花道を颯爽と駆け抜けたかと思えば、『ちゅきちゅきハリケーン』では道枝がセットのガチャガチャを回し、出てきたカプセル型のバランスボールにのって、ぴょんぴょんバウンドしながらパフォーマンス。

 また、アリーナ中央に位置する円形のセンターステージをターンテーブルに見立てた斬新な演出では、長尾謙杜が床に手を当てDJのようにスクラッチ音を鳴らす。さらに巨大なレコードに大きな針を落とすと音楽が流れ出し、7人はファンクテイストのヒップホップ『Tutti Frutti』で躍動感のあるダンスを披露した。

 ほかにも、メンバーの迷子案内アナウンスや、クスッと笑えるPOPMALLのCM風映像など、関西出身グループらしいコミカルな仕掛けでファンを笑顔に。『ちゅきちゅきブリザード』では、7人総出の恋愛ドラマ風映像で会場を沸かせた。

 コンセプチュアルな構成だけでなく、ギャップでも会場を魅了した7人。ライブ後半は一転、クールなダンスナンバーで引き込む。4つ打ちのリズムが響く『LAI-LA-LA』では、指先までコントールしたしなやかさと、ワイルドな激しさを合わせ持つメリハリのあるダンスで圧倒した。

 9月13日(水)発売の5thシングル『Make Up Day / Missing』でも、これまでと違った一面を見せる。スタイリッシュなダンス曲『Make Up Day』では爽やかさの中に大人な雰囲気を忍ばせ、ジャジーな『Missing』ではグッと色っぽく、演じるかのように表情をクルクル変えながら歌い踊る7人。曲中には西畑大吾と高橋恭平がカードゲームを繰り広げ、まるで映画のワンシーンのような演出を見せた。

 また、メンバーのクリエイティブ力も、なにわ男子のライブのエンタメを支えている。長尾が手掛ける衣装は、ライブのコンセプトにマッチさせながらも、7人のスタイルに合わせたシルエットや色使いで、それぞれの魅力を引き出していた。また、ライブグッズは大西流星が担当。ファンの気持ちに寄り添いながら、ライブの気分を上げるペンライトやTシャツなどをプロデュースした。

 音楽面、パフォーマンス面にも、メンバーの創造力が生かされている。『ちゅきちゅきブリザート』は西畑が作詞、大西が振付を担当。疾走感のあるダンス曲に韻を踏んだ言葉遊びやコミカルな表現を乗せ、アンバランスさを狙った歌詞に西畑のセンスが垣間見える。そういったメンバーのクリエイティビティを、強い体幹の上で体を自在に操る大橋和也のダンスやアイドルソングに映える藤原のキャラメルボイス、安定感を増す優しくも力強い高橋の歌声、楽曲ごとに違う表情を魅せる道枝のパフォーマンスなど、それぞれの個性で豊かに表現した。

 ラスト曲を前にメンバーがあいさつ。長尾は「ここにいるひとりでも欠けたら、今日のこのライブは作れていない」と、大橋は「自分を好きでいて、みんなを好きでいてください」と思いを伝えた。ラストは、傘を使ったライブオリジナルver.の振付で魅せた『ハッピーサプライズ』。約10万個のカラーボールが天から降り注ぎ、カラフルでハッピーな空間と共に「POPMALL」は閉店の時間を迎ええた。

 アンコール含む全31曲、息つく暇もないほど、エンターテインメントで埋め尽くした本ツアー。7人はこの勢いを止めることなく、10月29日のツアーファイナルまで駆け抜ける。


なにわ男子 official site
johnnys-net.jp/artist=56
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