フランソワ・オゾン監督最新作『The Crime Is Mine（英題）』が、このたび『私がやりました』の邦題で、11月3日（金・祝）より公開されることが決定。あわせて、日本版ポスターと予告編が公開されました。

　本作は、パリの大豪邸で起こった、有名映画プロデューサー殺人事件から始まる“犯人の座”をめぐり3人の女たちが繰り広げる、クライムミステリー・エンターテインメント。有名映画プロデューサーが自宅で殺され、容疑者は売れない新人女優のマドレーヌ。プロデューサーに襲われ、「自分の身を守るために撃った」と自供する彼女は、親友で駆け出しの弁護士ポーリーヌと共に法廷へ。正当防衛を訴える鮮やかな弁論と感動的なスピーチで裁判官や大衆の心をつかみ、見事無罪を勝ち取ります。そして、“悲劇のヒロイン”として一躍時の人となったマドレーヌは、大スターの座へと駆け上がっていきます。ところが、そんなある日、2人の前にオデットという女が現れます。プロデューサー殺しの真犯人は自分で、マドレーヌたちが手にした富も名声も、自分のものだと主張。こんなに魅力的な“犯人の座”は渡せない。果たして、3人の駆け引きと、悪だくみの行方とは。

　主人公のマドレーヌとポーリーヌ役には、ピュアな魅力が眩しいナディア・テレスキウィッツとレベッカ・マルデールを起用。正反対の性格の2人を魅力的に演じ、チャーミングな凸凹コンビを作り上げました。また、2人の前に立ちはだかるヴィランのオデットを演じるのは、強烈なインパクトで登場するイザベル・ユペール。さすがの貫禄で観客の視線を釘付けにします。そして、メガホンを取ったのはフランスが誇る名匠フランソワ・オゾン。本国では過去にオゾンが手掛けた映画『8人の女たち』（2002）、『しあわせの雨傘』（2010）に次ぐ、動員100万人超えの大ヒット作となっています。ユーモアとブラックジョークに溢れたクライムミステリーが、圧倒的なエンターテインメントとしてスクリーンに登場します。

　この度公開された日本版ポスターでは、マドレーヌ＆ポーリーヌとともに、一癖も二癖もある個性的なキャラクターたちの姿がお目見え。キュートな犯人“立候補者”たちが、曲者たちを巻き込みながら真犯人の座を巡ってひと騒動を起こすことを予感させるポスターに仕上がっています。有名映画プロデューサー殺人事件の容疑者が一転スターに。この犯罪は誰のものなのか。女優たちによる“犯人の座“を賭けた駆け引きが始まります。

　また、予告編では、3人の女たちが“犯人の座”をかけて争う様子が描かれます。有名映画プロデューサーに襲われそうになり、必死で逃げだしてきたマドレーヌは、ルームシェアをする親友ポーリーヌに出来事を打ち明けます。しかし、すぐに警察がやってきてマドレーヌは事件の容疑者に。新米弁護士でもあるポーリーヌは正当防衛を主張するようマドレーヌに完璧な台本を用意します。その演技力と美貌を活かし、人々の心を揺さぶる陳述を披露した彼女は一躍“悲劇のヒロイン”としてスターに。そんな彼女たちのもとにやってきたのは、物語の鍵を握る謎多きかつての大女優オデット。「こんにちは、子猫ちゃん」と異様な雰囲気を醸し出し「成果を手にすべきなのは私」と主張するオデットも犯人の座を狙います。“全員が犯人の名乗りをあげる”という謎の展開で動き出すミステリー。本当の犯人は一体誰なのか。公開に向けて期待が高まります。


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