2023/12/18掲載(Last Update:24/08/30 19:25)
2023年7月に発売された『ヘッドフォンブック2023』にて、2022年1月〜2023年4月までに発売・発表されたイヤフォン / ヘッドフォン、および周辺機器の全モデルの中から価格別に分け、筆者と有名販売店コンシェルジュが推薦するクラス別ベストモデルを決定。
今回は、前回の“イヤフォン部門”に続き、同紙の企画〈ヘッドフォンアワード2022-2023〉でスペシャリスト達に選ばれた“ヘッドフォン部門”の最多得票機種をご紹介します。
[ヘッドフォン部門]大賞
「Utopia SG」Focal 価格: 660,000円(税込)――ピュアベリリウムドライバーによる圧倒的サウンドパフォーマンス 有線ヘッドフォンのタマ数が少なくなっている状況にもかかわらず、大賞候補の票を集めたフォーカル、ヤマハ、ソニーの3モデルはいずれも有線タイプ。その中で頭一つ抜け出して受賞したのはフランスの名門オーディオブランド、フォーカルの「Utopia SG」。同社のフラッグシップスピーカーの名を冠し、エレガントながら妥協のないつくりと40mm径ピュアベリリウムドライバーを中心とした圧倒的サウンドパフォーマンスが高く評価された。[ヘッドフォン部門]エントリークラス賞
「UX3000」final 価格: 15,800円(税込)――定評あるハイコストパフォーマンスモデルの機能はそのままに音質面を磨きあげた 数多くの実力派有線ヘッドフォンを上回る票数を獲得した「UX3000」は、ファイナルの別ブランドであるagのベストセラー「WHP01K」をリニューアルしたモデル。基本機能はそのままに、ファイナルの技術で音質面をさらに磨きあげた。ベース機同様、SBC / AAC / aptXに加え、高音質かつ低遅延なコーデックであるaptX LLを採用したほか、ハイブリッドノイズキャンセリングにも対応したハイコストパフォーマンスモデル。[ヘッドフォン部門]ミドルクラス賞
「MDR-MV1」SONY オープン価格: 59,400円前後――360 Reality Audio認定モニターでありながら音楽リスニングでも高パフォーマンスを発揮 圧倒的高評価を受けたソニーの「MDR-MV1」は、音に包まれるようなサウンドを実現する“360 Reality Audio”認定モデルであり、正確な空間情報再現のためにモニターヘッドフォンながら解放型を採用。5Hz〜80kHzの超広帯域再を可能にした新開発のドライバーの搭載により2chの音楽リスニングでも高いパフォーマンスを発揮する。[ヘッドフォン部門]ハイエンドクラス賞
「HD 660S2」Sennheiser 価格: 96,800円(税込)――伝説的名機のDNAを受け継いだ最新モデル 低音再現はさらなる高みに達した 8万円台から60万円台まで幅広い価格レンジのモデルが候補に挙がった中、この賞を勝ち取ったのはゼンハイザー「HD 660S2」。同社を代表する名機「HD 650」をはじめとする「HD 600」シリーズの最新モデルである。ラミネート加工を行ったDuo-Folテクノロジー振動板を採用した38mmドライバーを開発し、同社のノウハウが詰まった伝統的オープン型ハウジングに組み込むことで、豊かさと切れを兼ね備えた低音再生を実現した。