シンガポール出身で英ロンドンを拠点に活動する音楽プロデューサー、ユール(yeule)が5月30日にリリースした新作アルバム『Evangelic Girl is a Gun』より、「What3vr」のミュージック・ビデオを公開しています。
「What3vr」のMVは、ユール自身が監督を務め、ブライアン・アレン・ラム(Bryan Allen Lamb)が撮影。このビデオでは、拘束され負傷した人物を救おうとするユールの印象的な姿が描かれており、「人間であるとはどういうことか」という問いを投げかけています。
〈Ninja Tune〉からリリースされた4thアルバム『Evangelic Girl is a Gun』は、抑えきれないユールの剥き出しの感情が詰まった作品。ヴィジュアル・アーティストのヴァッソ・ヴ(Vasso Vu)とのコラボレーションで作られたプロフィール画像や、ニール・クラッグによって撮影された1stシングル「Skullcrusher」のMVの世界観からもわかる通り、本作にてユールは闇の二面性、そして「画家」としての自身の役割を表現。催眠的なメロディを通じて、偶像に囚われた苦悩するアーティストの肖像を描き出し、ユールの幽玄なヴォーカルがダンスビートの上で感情的な絞殺のように演じています。
[収録曲] 01. Tequila Coma 02. The Girl Who Sold Her Face 03. Eko 04. 1967 05. Vv 06. Dudu 07. What3vr 08. Saiko 09. Evangelic Girl is a Gun 10. Skullcrusher