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日韓国交正常化60周年記念公演『焼肉ドラゴン』、新国立劇場 中劇場への凱旋が決定

2025/08/19 12:40掲載
日韓国交正常化60周年記念公演『焼肉ドラゴン』、新国立劇場 中劇場への凱旋が決定
 2025年、日韓国交正常化60周年を迎えることを記念し、鄭 義信が日本の戦後史の影を描いた日韓合同公演『焼肉ドラゴン』を上演します。

 本作は、2008年に新国立劇場が芸術の殿堂(ソウル・アーツ・センター)とのコラボレーション企画として、鄭 義信に書き下ろしを依頼し制作されました。2002年、2005年上演の『その河をこえて、五月』(平田オリザ・金 明和 作 / 李 炳?・平田オリザ 演出)に続く、同劇場との2度目のコラボレーション企画となります。

 1970年前後、高度経済成長と大阪万博に沸く関西の地方都市。そこで慎ましくも懸命に生きる在日コリアン一家と、彼らが営む焼肉店「焼肉ドラゴン」に集う人々の人間模様を、生き生きと描き出した本作。2008年の初演では、開幕直後から口コミで大きな評判を呼び、東京・ソウル公演では連日スタンディングオベーションを巻き起こすなど、観客から熱狂的な支持を受けました。その年の日韓両国で数々の演劇賞を受賞し、2018年には鄭 義信自身がメガフォンを取り映画化もされました。

 日韓の過去、現在、そして未来を、音楽を交えながら、おかしくも哀しく切なく描くこの物語は、2008年、2011年、2016年に続き、2025年に4度目の上演を果たします。

 この度、2025年のツアー・ファイナルとして12月19日(金)〜21日(日)に新国立劇場 中劇場での上演が決定しました。10月に新国立劇場 小劇場で幕を開けた後、11月には芸術の殿堂での韓国公演、そして福岡、富山での全国公演を経て、12月、満を持して新国立劇場へ凱旋します。この凱旋公演会場は、なんと中劇場。初演から17年を経て、新たな歴史を刻みます。

 2025年の締めくくりに、日韓両国の言葉がエネルギッシュに飛び交う、あの焼肉店へ、愛しい家族と仲間たちにぜひ会いにきてください。

[コメント]
正直な話、中劇場は苦手である。茫洋と広がった空間が、いつも僕をとまどわせる。しかしながら、「焼肉ドラゴン」2025年版は新国立劇場小劇場からはじまって、ソウル、北九州、富山公演を経て、中劇場で締めくくりとなる。この長い旅を経て、あの家族たちが中劇場にどんな姿で降りたつのか……僕自身も大いにはらはらどきどきしている。そして、大いに楽しみでもある。

これまで小劇場で、「焼肉ドラゴン」をご覧になった(もしくはこれからご覧になる)皆さま、一度もご覧になったことのない皆さまに、お願いです。どうぞ中劇場に足をお運びください。今回の中劇場公演をもって、「焼肉ドラゴン」はラストステージとなります。

どうぞあの家族たちの行く末を見届け、温かい拍手で送ってくださることを願ってやみません。

――鄭 義信

日韓国交正常化60周年記念公演『焼肉ドラゴン』凱旋公演
www.nntt.jac.go.jp/play/yakinikudragon
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