ゆずが、2月3日(火)に自身の公式YouTubeにて楽曲「幾重」(いくえ)のティザー・ムービーを公開。同楽曲で、映画『国宝』の映画音楽・主題歌を担当した音楽家の
原摩利彦(はら・まりひこ)とコラボレーションしたことを明らかにしています。
「幾重」は、ゆずが2025年秋にNHK仙台放送局からの「発生から15年が経つ東日本大震災の経験を未来へつなぐ」ための楽曲制作のオファーを受けて誕生した、NHK東日本大震災15年震災伝承ソング。2011年3月11日の震災発生後、宮城・仙台市内でのフリーライヴや被災地訪問、復興支援活動をはじめ、東北だけでなく、熊本や能登半島など大きな災害が起きるたびに全国現地に足を運び、歌やメッセージを届けてきたゆずが、人々が重ねてきた15年の日々と想いや、それぞれの歩みで未来を拓いていくさまを、優しく慈しむように綴った楽曲となっています。
ゆずの
北川悠仁とともに作曲を担当し、編曲とピアノ演奏を務めた原は、現代アートから舞台芸術、映像の世界まで幅広い分野で活躍している音楽家。2025年の邦楽実写作品の歴代興行収入1位を記録するなど大ヒットした、
吉沢亮、
横浜流星出演、
李相日監督映画『国宝』で第67回日本レコード大賞特別賞、第49回日本アカデミー賞優秀音楽賞、第80回毎日映画コンクール音楽賞を受賞するなど、国内外から広く注目されている旬の音楽家のひとりといえます。
「幾重」の制作過程で、同楽曲で表現したい重厚さと繊細さ、美しさを持ち合わせた人物として、原の名前が挙がると、共通の知人の彫刻家・
名和晃平を通じて、運命の邂逅が実現。北川が欠片をつくったデモ音源の段階から原もプロジェクトに加わり、メロディやアレンジの方向性を何度もキャッチボールを繰り返しながら、およそ半年間の制作期間を経て、ゆずの新たな可能性を秘めた「幾重」が完成しました。
ティザー・ムービーでは、楽曲のワンコーラス音源とともに、ゆずと原が参加したレコーディングの模様を公開。30人のストリングスチームと、正装に身を包んだ北川と
岩沢厚治、原が、真摯な姿勢で楽曲と向き合い、制作に想いを込める姿をとらえています。
ゆずの北川は「幾重にも重なる音が奏でる、美しい楽曲を目指しました。原摩利彦さんとでなければ、この楽曲の境地に辿り着けませんでした。素晴らしい出会いに感謝します。そして、ゆずはこの楽曲を大切に歌い続けていきます」とコメント。
原は「北川悠仁さんから〈幾重〉ということばを聞いた時、作曲の向かうべきところがすっと見えたのを覚えています。ゆずのおふたりがこの15年間紡いでこられた東北の方たちとの交流の軌跡、その糸のようなものを感じました。たくさんの方にこの楽曲を聴いていただくことで、さまざまな人たちの人生や思いがさらに幾重にも重なっていくことを願っています」と語っています。
「幾重」は、3月11日(水)リリースのゆずの“全曲新曲”のアルバム『
心音』に収録される予定です。