山口冨士夫率いる
ティアドロップスの完全未発表アルバム『A FIERY NIGHT AT CROCODILE June 1988』が4月15日(水)にリリースされることが決定。本作より「風がビュービュー」のライヴ音源が「Good Lovin'」レーベルのYouTubeチャンネルにて公開されています。
本作は、
チコヒゲ&ティアドロップスの共同プロデュースで
忌野清志郎、川田良らを迎えて制作された1stアルバム『
TEARDROPS』リリース直後の1988年6月20日、東京・原宿クロコダイルのライヴを完全収録したもの。1stアルバム・リリース前には超満員の原宿クロコダイルで忌野清志郎と
ジョニー・サンダースが飛び入りするというハプニングもあり、日を追うごとにオーディエンスの数が増えていく中、噂を聞きつけ駆けつけた観客で埋め尽くされた熱狂の一夜が封じ込められています。
テープはPAエンジニアによって設置されたカセットレコーダーによりエア録音されたもので、終演後に自身のライヴ録音を聴くのが好きな冨士夫へ手渡され、帰りの車内で聴いていたもので間違いないだろうと当時のマネージャー粕谷氏が証言しており、この日クロコダイルに鳴り響いたサウンドをそのまま封じ込めたかのような荒々しくも生々しい音像で収録されています。
ステージに現れた山口冨士夫は月曜だというのに、超満員のフロアを見回し即興の歌を披露、サポートメンバーなし4人のみのステージは山口のソロ・アルバム『
ひまつぶし』からのナンバーを交え、87年に青木真一が
ウィスキーズでリリースしたシングルにも収録された「フラフラ」、そしてリリースしたばかりの1stアルバムからのナンバーを次々に演奏。
バンドの演奏は粗い部分もあるものの初々しい熱量を感じさせ、山口冨士夫のヴォーカルのみのイントロから雪崩れ込む「ブンブン」、今回音源が公開された、山口の楽曲の中でも珍しいモダンブルース「風がビュービュー」なども聴きどころに。さらに、翌年5月にEMIからリリースされる2ndアルバム『
らくガキ』収録のテイクとは異なる、初期のアレンジによる「うまくダマしたつもりかい」や「バイバイBABY」なども披露し、2部構成で行なわれた初期ティアドロップス屈指の名演が追体験できるライヴ・アルバムとなっています。