2007/03/22掲載(Last Update:08/05/08 14:18)
ジョージ・ハリスン、
ボブ・ディラン、
ジェフ・リン、
ロイ・オービソン、
トム・ペティによる“覆面バンド”、
トラヴェリング・ウィルベリーズの残した2作品が米国で再発される模様です。これはBillboard.comやRolling Stoneといった主要メディアが伝えているもので、発売はRhinoから6月12日になるとされています。
なかでもBillboard.comは、“Exclusive”としてその仕様を詳述。それによると、1988年のデビュー作『ヴォリューム・ワン』(写真)と、ロイの死後に4人編成で90年に発表した2nd『ヴォリューム3』をセットにし、ともにボーナス・トラックを追加。さらには24分のミニ・ドキュメンタリーや5曲のミュージック・ビデオを収めたDVDも付属されるようです。また、アナログ盤やアルバム一括販売のデジタル配信も予定している模様。ボーナス・トラックは、「Maxine」「Like a Ship」という未発表曲が『〜ワン』に、シングルB面曲の「Runaway」、チャリティ・アルバム『ルーマニアン・エンジェル・アピール〜ノーバディズ・チャイルド』に提供した「Nobody's Child」が『〜3』に追加されるとしています。
超豪華なメンバーによる大ヒット作品にもかかわらず、ここ数年は廃盤状態となっていたこの2作。未聴の方はもちろん、マニアにとってもこの再発は喜ばしいことではないでしょうか。ロイに続き、今ではジョージも故人。これを機に、スーパー・グループの魅力を再確認しましょう。