世界的に高く評価されているピアニストの
内田光子が、
モーツァルト演奏をはじめとしたこれまでの功績を讃えられ、エリザベス女王から大英帝国勲章“デイム”を授与されることになりました!
“デイム”は男性の“サー”にあたるもので、日本人として初の受賞者となります。内田光子は2001年に“デイム”に次ぐ大英帝国勲章“CBE”を授与されており、それに続く快挙です。
内田光子は幼いころよりウィーンで暮らし、1963年ウィーンでのデビュー・リサイタル以来ヨーロッパを中心に活躍、現在はロンドンを拠点に活動をしています。80年代にはモーツァルトのピアノ・ソナタ連続演奏会や主要ピアノ作品の録音などで一世を風靡し、モーツァルト弾きとしての名声を確実なものにしました。その後、
ベートーヴェン、
シューベルトといった
モーツァルトからの流れを受け継いだ作曲家の作品をとり上げる一方、ベルク、シェーンベルクから現代音楽まで、幅広いレパートリーを演奏し、世界中の聴衆を魅了しています。
そして8月5日には、ニュー・アルバム『モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番・第24番』が発売されます。内田光子の弾き振り、共演は
クリーヴランド管弦楽団です。ピアノ協奏曲第23番は22年ぶり、第24番は20年ぶりの再録音で、まさにファン待望の録音と言えるでしょう。同時に内田光子のこれまでのアルバム25タイトルもリリースされるとのことです。
さらに11月には3年ぶりの来日公演が予定されています。チケットはプラチナ化必至ですが、世界中が注目する内田光子の演奏に、ぜひ一度、生で触れてみたいものです。
※8月5日発売
内田光子
『モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番・第24番』
(UCCD-1246 税込2,800円/SHM-CD仕様)
[収録曲]
●モーツァルト:
01. ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488
02. ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491
[演奏]
内田光子(p、指揮)
クリーヴランド管弦楽団
[録音]
2008年