ニュース

超本格派! ジョシュア・リフキンによるビートルズのバロック・カヴァー集が復刻

ジョシュア・リフキン   2009/10/13 15:17掲載
 バッハ演奏法の新解釈を打ち出した世界的な研究家・演奏家であるジョシュア・リフキン(Joshua Rifkin)が、21歳の1965年に制作した異色のバロック版ビートルズ・カヴァー集『ザ・バロック・ビートルズ・ブック』(WPCS-12356 税込2,520円/写真)が、10月21日に40年余りの時を経て復刻されます。

 ジョシュア・リフキンといえば、クラシック・ファンの間では、緻密な研究に基づく個性的で信頼性の高いバッハ演奏でその名を知られる重鎮。そのリフキンが若い頃、ビートルズ全盛の1965年に、こんなにもユーモアあふれるビートルズ・カヴァー集を作っていたとは驚きの一言です。

 ビートルズの楽曲をバロック風にアレンジした当盤ですが、お手軽なビートルズ・カヴァー集とはまったく違う代物! 一聴すると典雅なバロック音楽そのものにしか聞こえないのですが、そこにビートルズのメロディがモチーフとして用いられているという仕掛け。 マージーサイド室内楽協会バロック・アンサンブルなる楽団を率いるリフキンが、鍵盤曲からカンタータ風アレンジまで網羅した独創的アプローチで、ビートルズの楽曲をバロック時代にタイムスリップさせています。

 それぞれの楽曲に付けられたタイトルにも注目です。たとえば『王宮のビートルズの音楽』なる組曲に収録されているのは、「抱きしめたい」をもとにした「序曲」や、「僕が泣く」をもとにした「歓喜」。そのほかにも、「ホールド・ミー・タイト」は「エプスタイン変奏曲」、「ヘルプ!」にはアリア「もっと若かった頃」という珍妙なタイトルが付けられています。

 演奏はもちろん、リフキンらしい細部のこだわりにあふれた完璧なバロック音楽。レノンマッカートニーをバッハ、ヘンデル、テレマンの完全なる同時代人に変貌させた若きリフキンの才能と手腕が光る一枚です。

 クラシック・ファンもビートルズ・ファンも、ぜひお楽しみください!!


※10月21日発売
ジョシュア・リフキン指揮
マージーサイド室内楽協会バロック・アンサンブル
『ザ・バロック・ビートルズ・ブック』
(WPCS-12356 税込2,520円)


[収録曲]
王宮のビートルズの音楽, MBE 1963
01. 序曲(抱きしめたい)
02. 歓喜(僕が泣く)
03. 平和(今日の誓い)
04. 秘めたる愛(悲しみはぶっとばせ)
05. 楽しみ(涙の乗車券)

06. エプスタイン変奏曲(ホールド・ミー・タイト), MBE 69A

「昨晩、僕は言ったのさ」〜シェイ・スタジアム後第3土曜のためのカンタータ, MBE 58,000
07. 合唱:「昨晩、僕は言ったのさ」(プリーズ・プリーズ・ミー)
08. レチタティーヴォ:「彼らは冗談をとばしては笑いながら入ってきて」
09. アリア:「もっと若かった頃」(ヘルプ!)
10. コラール:「僕をつらくさせるのなら」(アイル・ビー・バック)

トリオ・ソナタ: ダス・ケーフェルライン(小さなカブトムシ), MBE 004-1/4
11. グラーヴェ〜アレグロ〜グラーヴェ(エイト・デイズ・ア・ウィーク)
12. クォドリベート(シー・ラヴズ・ユー/サンキュー・ガール/ア・ハード・デイズ・ナイト)
最新ニュース
※ 掲載情報に間違い、不足がございますか?
└ 間違い、不足等がございましたら、こちらからお知らせください。
※ 当サイトに掲載している記事や情報はご提供可能です。
└ ニュースやレビュー等の記事、あるいはCD・DVD等のカタログ情報、いずれもご提供可能です。
   詳しくはこちらをご覧ください。