昨年7月、東京・日比谷野外音楽堂にて一夜限りのトリオ再結成ライヴ“結成40周年記念！ 山下洋輔トリオ復活祭”を行なったフリー・ジャズ・ピアニストの山下洋輔。チケット即完となったこの貴重なライヴを完全収録したDVD『ダブル・レインボウ〜結成40周年記念！ 山下洋輔トリオ復活祭ライヴ』（写真）が3月17日にリリースされることが決定しました。

　1969年に結成され、フリー・フォームによる激しい演奏で日本だけでなく、世界に衝撃を与えた山下洋輔トリオ。その結成40周年を記念して、坂田明（as）、國中勝男（b）、中村誠一（ts）、小山彰太（ds）、森山威男（ds）、林栄一（as）といった歴代メンバーに加え、故・武田和命の代役として菊地成孔（ts）が出演。「円周率」「キアズマ」などの代表曲を、白熱のインタープレイで魅せる豪華な演奏を収録しています。また特典として、当日のバックステージの様子や第1期トリオによる対談なども収録。ファン垂涎の充実の内容となっています。

　ちなみにこの“ダブル・レインボウ”というタイトル。ジャケット写真にあるように、当日の公演中盤に突如出現した“2つの虹”のこと。当初小雨が降っていたものの、演奏が始まると徐々に晴れていき、この虹が出現。このお祭を祝うかのような感動的な出来事だったそうです。