2002/07/22掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
先日の当欄にてお伝えしたように、日本においての“エレクトロニック・ボディ・ミュージック・シーン”の開拓者である“
ソフト・バレエ”が、ついに『サマーソニック ゼロツー』にて再結成することになった。“ライヴだけなのか? はたまた新作が作られるのか?(そんな噂もあり)”など興味は尽きないのですが、そんな彼らの復活に涙している“ボディ”な皆様にさらなる朗報です。海外で、かつて“エレクトロニック・ボディ・ミュージック・シーン”を同じように騒がせていた、あの大物2組の新作に関する情報が届けられたのです。
まずは、シーンをリードし続け、ケミカル・ブラザーズやプロディジーなどにも多大なる影響を与えた存在である“
ミート・ビート・マニフェスト”(以下、MBM)こと、“
ジャック・デンジャーズ”の新作から。ここ数年は“ジャック・デンジャーズ名義”の作品は何点かリリースされてきたのですが、
自身の公式HPにて、先日、いよいよ、前作
『アクチュアル・サウンズ・アンド・ヴォイシズ』から約4年ぶりとなる“MBM名義”の新作『R.U.O.K?』がリリースされることになったと発表されました。まだ、発売日やレーベルなどの詳細は不明なのですが、その詳細も今月末には発表されるそうなので、また分かり次第お伝えしたいと思います。
また、そのMBMよりも早い、80年代初頭に現れてシーンを形成していった、ベルギー出身のユニット“
フロント242”(写真は88年作『FRONT BY FRONT』のオリジナル盤)の新作が、先日、海外でリリースされていたので、こちらも要チェック! 『SPEED-TRIBE』と名付けられた今作は、自動車レースの大イベントである“ルマン24時間レース”から、その制作を依頼された一種の企画ものであり、実際に行なわれたレースの映像に、彼らが新たに書き下ろしたオリジナル曲がバックに流れるという、約2時間にも及ぶ映像が入ったDVDと、そのオリジナル曲をリミックスした楽曲が収録されるというCDがセットとなったものであるそうです。また、そのうえ
専用サイトにて未発表音源やビデオなどが見られる仕組みになっているそうなので、“CD、DVD、Web”の3フォーマットで楽しめるものとなっている模様です。 それにしても、まさか“自動車レース”と“エレクトロニック・ボディ”とが、こんな形で組み合わさるとは思いもしなかったですが、日本でも車のCMにテクノが使われることも多いので、じつは何げに相性の良い関係なのかも知れませんね、これって? 日本盤はまずリリースされないでしょうが、一見の価値はあるのではないでしょうか?